入江悠監督の映画『AI崩壊』の本編映像が公開された。

『映画「AI崩壊」本編映像(捜査AI「百眼」を起動)』と題された映像は、岩田剛典演じる警察庁理事官の桜庭誠が、大沢たかお演じるAIの開発者・桐生浩介を追い詰めていく場面を捉えたもの。眼鏡をかけ、スーツを着用した桜庭誠の「立ち上げてください」という指示を受けて捜査AI「百眼」が起動されるシーンをはじめ、桜庭誠が「尊敬するAI開発者を追わなければならないのは大変遺憾ですが、これはAI百眼のデビュー戦でもある。力を尽くし、被疑者を逮捕しましょう」と語りかける姿、「百眼」が桐生浩介の情報や過去の映像から位置情報を解析しようとするシーン三浦友和演じる刑事の合田京一が「おいおいすごいなこれ何だ?」と発言する様子などが写し出されている。

岩田は自身の役について「自分で言うのもおこがましいぐらい“天才”な役柄ですが、撮影前に桜庭のルックスを作り上げたことで、現場では僕の気持ちが自然と桜庭のモードに切り替わったんです」とコメント

AIについて学ぶ中で、人の行動履歴や個人情報などのデータが全てAIに掌握され、人間の行動をリアルタイムで把握される未来がすぐ近くまで来ていることを感じたという入江監督は、「監視社会になれば、本作で描かれている世界が現実になる可能性はあると思います。それがいいのか悪いのかは、個人が判断するしかありませんが、知らないことで意図しない世界になることは怖いと思いますね。もしAIが人を選別することが正しいことになるのなら、コンビニに入れない人が出てくるということも起こるかもしれないです」と述べている。

1月31日から公開される同作の舞台は、AIが医療や金融、交通、セキュリティーなど国民の生活を支える2030年の日本。ある日突然暴走したAIが、全国民のデジタルデバイスによって蓄積される検索履歴や趣味趣向の情報、行動データ、年齢、遺伝子情報、病歴、犯罪歴、納税額といった膨大な個人情報を分析して「生きる価値がある人間」「生きる価値が無い人間」を選別し、殺戮を開始するというあらすじだ。主題歌はAIの“僕らを待つ場所”。

『AI崩壊』 ©2019映画「AI崩壊」製作委員会