バジャドリーは28日、元フランス代表FWハテム・ベン・アルファ(32)の加入を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。

スタッド・レンヌとの契約延長オプションを行使せず、昨季限りで退団したベン・アルファは以降フリーの状況が続いていた。これまではジェノアフィオレンティーナセリエA勢、フランス国内の複数クラブへの加入の噂が出ていたが、その新天地はラ・リーガで残留圏内ギリギリの16位に位置するバジャドリーとなった。

リヨンでプロデビューを果たしたベン・アルファ。2004-05シーズンからのリーグ4連覇を経験したが、その後加入したマルセイユニューカッスルでは厳しいキャリアが続いた。それでも、2015年夏にフリーで加入したニースでは、リーグ戦34試合で17ゴール6アシストと爆発。その活躍ぶりから翌年パリ・サンジェルマン(PSG)へと大きくステップアップした。

しかし、PSGではそうそうたるビッグプレイヤーとのポジション争いに敗れて構想外となると、1年半に渡って実戦から遠ざかることに。その後、昨年9月にレンヌに加入。

そのレンヌでは昨シーズンの公式戦41試合に出場し9ゴール6アシストを記録。チームの10位フィニッシュやクープ・ドゥ・フランス優勝、ヨーロッパリーグ(EL)のベスト16進出に貢献していた。その一方で、シーズン終盤にチームを公然批判するなど物議を醸す行動を取っていた。

サムネイル画像