1月16日に発売された龍が如く7 光と闇の行方』の売上本数が30万本を突破した。生放送「セガなま 2020年1月28日放送回」で、シリーズ総合監督かつセガゲームス取締役CPOである名越稔洋氏が明らかにした。

 『龍が如く7 光と闇の行方』は、『龍が如くシリーズナンバリングを冠した最新作だが、従来のシリーズから刷新を果たした作品だ。これまでの戦闘はボタンを押して直接打撃を繰り出すアクションゲームだったが、本作ではRPGコマンド選択方式と喧嘩アクションが融合した「ライブコマンドRPGバトル」が採用されている。また従来の主人公桐生一馬に代わり、『龍が如く ONLINE』の主人公でもあった春日一番が新主人公となり、新しい物語が紡がれていく。

 「セガなま 2020年1月28日放送回」に出演したシリーズ総合監督の名越稔洋氏は、シリーズ未経験の人が買ってくれている声が届いており、さらに「今回はダウンロード版が売れており、既存のファン層とは違う層が買っている」と分析。発売してから12日しか経っていが、30万本以上売れていること明らかにした。発売当初、欠品したのが痛手だとしたが、上々の滑り出して手ごたえは感じているようだ。

 また、本作はユーザーから好意的な評価が出てきており、クオリティ面に関しても高評価のようだ。『龍が如く7 光と闇の行方』効果で、龍が如く ONLINEプレイヤー数が増えており、相乗効果が出ているという。

 番組では新主人公春日一番を演じる声優・中谷一博さんも出演。中谷さんが春日一番の役作りについて語る場面で名越氏は、春日一番が新主人公として周知され、さらに確立されていけば、逆に桐生一馬主人公にしたスピンオフを作れる環境ができるかもしれないと、含みを持たせる発言をした。その桐生一馬に対して、春日一番が対抗する形ができれば、良い関係だと述べている。

(画像はPS Store『龍が如く7 光と闇の行方』より)

 さらに番組の中では、セガゲームスの最高開発責任者としての名越氏から新サクラ大戦についても言及。番組中に寄せられたコメントに応じる形で、「色々なご意見を頂いており、こういう作品なので根性を決めてフルボイスにて良かったのかな」という趣旨の発言も。ボリュームとボイスは難しい判断で『新サクラ大戦』だけに限った問題ではないが、ご意見はありがたく、チームにフィードバックしていきたいと語った。

 『新サクラ大戦』は、すでにマンガ新サクラ大戦 the Comic、小説新サクラ大戦 the Novel』が展開中で、さらに3月から舞台新サクラ大戦 the Stage、4月からアニメ新サクラ大戦 the Animationスタートする。『龍が如く7 光と闇の行方』と『龍が如く ONLINE』の関係のように、『新サクラ大戦』もメディアミックスを経て、まだまだ世界観、キャラクターの魅力が広がる余地を残している。

 『新サクラ大戦』の売上は、ファミ通調べによると、初週14万本と悪くない数字だが、名越氏はもっと伸びる余地があったと考えているようだ。とはいえ、同シリーズらしいさまざまなメディアミックスを経て、『新サクラ大戦』の売上げが伸びる可能性もあり、長く楽しめるコンテンツにはなりそうだ。

 新生となった『新サクラ大戦』と『龍が如く7 光と闇の行方』、両作品とも今後のさらなる展開には要注目なのは間違いない。

ライター福山幸司

85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter@fukuyaman