2020年1月28日、中国メディアの観察者網によると、中国で新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中で、韓国国内で「中国人の入国を禁止せよ」との請願への賛同が増えていることについて、韓国メディアが「何の助けにもならない」とする専門家の見解を伝えた。
新型コロナウイルスへの感染者が韓国国内でも4人見つかっており、これに伴って韓国大統領府のウェブサイトの請願のページに「中国人の入国を禁止してほしい」と求める請願が登場。現在までにすでに47万人が賛同したという。
一方で、韓国・中央日報は28日に専門家の意見として「中国人全員の入国を禁止することは現実的に不可能であるうえ、実際の効果も限定的。そして、国際法、政治、外交、経済といった面での問題があるとともに、世界保健機関WHO)もそのようなことを推奨していない。さらに、中国が講じている防疫措置の力は、はるかに韓国を超えている」とし、中国人を韓国から締め出そうという考えはナンセンスであるとの見方を示したという。
また、韓国・梨花大学木洞病院の医師でもあるコラムニストは、「ウイルスに対する過度の恐怖や、外国人など見知らぬ人に対する恐怖といった現象に警戒が必要だ。韓国では毎日10人が交通事故で死亡しているのに対し、現時点で見つかっている新型肺炎患者はわずか4人。必要以上の恐怖が本人や周囲の人に迷惑をかけることになる」と述べているという。(翻訳・編集/川尻

28日、観察者網は、新型肺炎に関連して韓国国内で「中国人の入国を禁止せよ」との請願が増えていることについて、韓国メディアが「なんの助けにもならない」とする専門家の見解を報じたことを伝えた。写真は武漢。