大阪入国管理局は27日、湖北省から来日した中国人観光客らのビザ延長申請を認めたことがわかった。現在、新型コロナウイルスによる肺炎は同省武漢市を中心に中国全土で猛威を振るっている。こうした事情を配慮し、異例な措置を講じたとみられる。

SNSでの投稿によると、ビザが30日間延長されたという。

大阪入管は29日、大紀元の取材に対して、合理的な理由があれば、短期滞在ビザの延長も可能だと答えた。

また、同局はアジア通訊社の問い合わせに対して、新型コロナウイルスによる肺炎の発生で武漢空港が閉鎖されたこと、日本から武漢行きの航空便が欠航しているなどの事情を踏まえて、今回は特別な措置を講じたと答えた。

また、中国他省からの観光客は現在、この措置の対象ではないと付け加えた。

(李沐恩)

新型肺炎が猛威を振るう中、銀座でマスクをつけている中国人観光客。(Tomohiro Ohsumi/Getty Images)