鹿島がメルボルン・Vに0-1で敗戦 Jリーグ勢初となるプレーオフ敗退

 鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦。0-1で敗れ、本戦出場を逃した。海外メディアは「2018年の王者が唖然とさせられた」と、まさかの敗戦を取り上げている。

 昨季J1リーグを3位で終えた鹿島は、今季からザーゴ監督を招聘。この試合が新体制初の公式戦となったが、思わぬ結末が待ち受けていた。0-0で迎えた後半9分、元浦和レッズのFWアンドリュー・ナバウトがペナルティーエリア手前から左足を振り抜き、強烈なミドル弾を叩き込んだ。

 ホームで先制点を与えた鹿島はその後、果敢に攻め込むも、メルボルン・Vの牙城を最後まで崩し切ることができずに敗戦。Jリーグ史上初となるACLプレーオフ敗退を喫する憂き目に遭った。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、「2018年王者鹿島が粉砕された」と見出しを打って取り上げている。

「2018年の王者はJ1を3位で終えたため、プレーオフ予選からのスタートとなったが、ホームスタジアムで行われた、生きるか死ぬかの激闘でAリーグの訪問者に唖然とさせられた」と指摘し、「鹿島は2016年以来となる本戦未出場となった」と指摘している。

 リーグ奪還とともに2年ぶりのACL優勝を目指していた新生鹿島だが、初陣にして目標の一つが断たれる結末となった。(Football ZONE web編集部)

2018年ACL王者・鹿島の敗戦を海外メディアは「唖然とさせられた」と伝えた【写真:Getty Images】