日本時間2月10日(月)に授賞式が行われる第92回アカデミー賞で、作品賞をはじめ4部門にノミネートされている『フォードvsフェラーリ』(公開中)。日本公開からおよそ2週間で観客動員数50万人、興行収入7億円を突破した本作を最後に、映画冒頭に流れる「20世紀フォックス」のロゴがリニューアルされることが正式に決定した。

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本作は1966年ル・マン24時間レース絶対王者に立ち向かった男たちの実話を描いた奇跡の逆転劇。気鋭のカーデザイナーとして活躍するキャロル・シェルビーのもとに、アメリカ最大の自動車メーカーであるフォード・モーター社からル・マンフェラーリ社に勝てる車を作ってほしいという依頼が舞い込む。シェルビーは破天荒な一流レーサーのケン・マイケルズと共に史上最高の車を生みだすために協力し合い、決戦の地へと乗り込んでいくのだが…。

日本でもSNSを中心に感動や共感の声が多数寄せられている本作だが、このたびもう一つ映画ファンには欠かせない見どころが加わることに。それは、映画冒頭に流れる「20世紀フォックス」のロゴ。これまで『タイタニック』(97)や『アバター』(09)、最近では『ボヘミアン・ラプソディ』(19)など数多の名作・話題作と共に世界中の観客を夢中にさせてきた「フォックス」映画の表記が、本作を最後にリブランドされることが正式に決定。

今後もお馴染みのファンファーレや演出は残る予定となっているが、「20世紀フォックス」の文字は新たに設立される「20世紀スタジオ」のロゴへと変更されるとのこと。是非とも最後の「20世紀フォックス」のファンファーレを映画館の大スクリーンで見届け、最後を締め括るにふさわしい珠玉の人間ドラマをじっくりと堪能してほしい。(Movie Walker・文/久保田 和馬)

『フォードvsフェラーリ』が観客動員数50万人を突破の大ヒット!