元日本代表監督のハリルホジッチ氏ら3人、酒井宏樹への批判に疑問を呈する

 マルセイユ日本代表DF酒井宏樹は、同クラブで4年目のシーズンを過ごしている。引き続きレギュラーとしてプレーしている一方、今季は現地でパフォーマンスに対する批判の声も上がっているという。そんななか、酒井をよく知る識者たちはそうした声に反論。その内容をフランスメディアは伝えている。

 2016シーズンハノーファーからマルセイユに移籍した酒井は、右サイドバックを中心にディフェンスラインポジションを幅広くこなし、主力として継続的にチームを支えてきた。今季も負傷と出場停止以外では欠場せず、リーグ戦17試合に出場している。

 ただ、仏メディア「FOOT SUR 7」は「ヒロキ・サカイは批判に晒される厳しい時を過ごしている」と指摘。そのうえで、「ヒロキ・サカイは批判に晒される厳しい時を過ごしている。しかし彼をよく知る3人の人物は、その批判はふさわしくないと声を上げている」と批判に対する反論の声を紹介した。

 1人目は仏紙「La Provence」で紹介された、マルセイユの元強化部門責任者であるジャンフィリップデュラン氏だ。同氏は酒井の獲得に携わったことで知られるが、「彼は継続性という点で成長してきたし、パスやクロスにしてもそうだ。ミスも少なくなってきた。試合を重ねるごとに少しずつ良くなっている」と称賛。「常にポジティブで、前を向いている」とメンタリティーにも太鼓判を押している。

 2人目はマルセイユOBのロリス・レイナ氏。同氏は仏メディア「Le Phoceen」に対して、酒井が厳しい時期を迎えていることは認めつつも、その理由は「マルセイユでも日本代表でも、何年にもわたって常にプレーしてきたからだ」と主張。継続的な貢献の代償として、蓄積されたダメージの影響が出ていると推察し、酒井を擁護している。

 そして3人目は元日本代表監督であり、現在はモロッコ代表監督を務めるヴァヒド・ハリルホジッチ氏だ。デュラン氏と同じく「La Provence」に対して、「彼は機械ではない。スピードが落ちることもあるだろう。彼のように人間的にも優れている選手を批判するなんて馬鹿げている」と語っている。

 右サイドで名コンビを組んでいたフランス代表MFフロリアン・トヴァンの負傷離脱が続き、アンドレ・ビラス・ボアス監督は酒井のパフォーマンスにも影響を及ぼしていると明かしていた。そのなかでも識者たちが批判への反論を代弁するほど、酒井には信頼も寄せられている。残りのリーグ戦では、その信頼に応えるパフォーマンスで批判を一蹴したいところだ。(Football ZONE web編集部)

マルセイユの日本代表DF酒井宏樹【写真:Getty Images】