クレジットカードを「常に2~3枚は持っている」という人は多いのではないでしょうか。昨年から始まったキャッシュレス・消費者還元事業がきっかけで、よりお得にポイントを獲得できるように、保有枚数を増やした人もいるかもしれませんね。

2019年11月の一般社団法人 日本クレジット協会による「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」では、成人1人あたり2.7枚のクレジットカードを保有しているとの結果が出ています。

クレジットカードを複数枚持つときに重要なのが、それぞれのクレジットカードの利用金額をきちんと管理することなのですが、こまめに利用明細をチェックしたり、家計簿に記録したりするのはちょっと面倒ですよね。

そんなときに「ウォレットアプリ」を使うと、簡単にクレジットカードの利用金額を管理できるようになります。ウォレットアプリにはいくつか種類がありますが、今注目のアプリ「Kyash(キャッシュ)」についてご紹介していきましょう。

ウォレットアプリとは?

ウォレットアプリとは、複数のクレジットカードやデビットカードを一元管理するためのアプリです。アプリにカード情報を登録すれば、どのカードで現在いくら使っているのかがアプリ上でチェックできるため、利用金額が把握しやすくなります。

また、ウォレットアプリにカードを登録すると、レジなどに設置されている決済端末にスマートフォンをかざすだけで支払いができるようになります。お店によってカードを使い分けたい場合は、アプリ上でカードを切り替えることが可能です。何枚もカードを持ち歩く必要がなくなるので、財布の中がすっきりしますよ。

さらに、利用金額に応じてポイントが付与されるウォレットアプリを使えば、ウォレットアプリとカードのポイントで、ポイントの2重取り、3重取りもできるようになるのでとてもお得です。

ウォレットアプリには「Kyash」やApple社の端末用の「Apple Payアップルペイ)」、auが提供している「au wallet(エーユーウォレット)」など様々な種類があります。自分に合うウォレットアプリが見つかれば、キャッシュレス生活がより快適になるでしょう。

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Kyashのメリット

それでは、数あるウォレットアプリの中でなぜKyashが便利なのか、そのメリットを紹介していきます。

メリット①:リアルカードが発行できる

Kyashの特徴の1つは、「年会費0円(※1)」「本人確認・年齢認証不要(未成年者も可)」「申し込み1分」で、プリペイド式のVISAカードが発行できるという点です。

使い方は、ネット専用で使用する「バーチャルカード」と、申請後に自宅に郵送される「リアルカード」の2種類があります。リアルカードは国際ブランドのVISAカードですので、多くの加盟店で使用することができるので便利ですね。

チャージの方法も、Kyashに事前に登録したクレジットカードからチャージする方法と、コンビニから現金でチャージする方法の2種類。つまり、クレジットカードからチャージする際には、各クレジットカード会社のポイント+Kyashポイント1%(※2)+キャッシュレス・消費者還元事業によるポイントと、場合によってはポイントの3重取りも可能です。

また、コンビニから現金でのチャージも可能ですので、今までクレジットカードを頻繁に使うことに抵抗感があった人でも上手にポイントを貯めながら、アプリ内で支出を管理することができます。

(※1)(※2):2020年1月24日現在。一部対象外あり。

メリット②:割り勘や送金も簡単

Kyashアカウント同士でお金が送れる、「割り勘・送金機能」も大変便利です。通常、割り勘の際に1人だけカード払いするのは難しいですよね。

そのためクレジットカードのポイントを獲得できませんし、割り勘用の現金を準備したり、誰がいくら出したかチェックしたりと手間もかかります。

しかし、Kyashの割り勘・送金機能を使えば、代表で支払った人に各自がアプリ上で送金するだけで済むのです。現金を準備する手間がなくなりますし、誰がいくら送金したのかもすぐにアプリで確認できます。そして手数料も無料です。送金した人それぞれがポイントを獲得できるのも嬉しいですね。

Kyashの注意点

とっても便利なKyashですが、利用の際に注意したいことがいくつかあります。

登録できるカードが限られている

Kyashには最大5枚のカードが登録できるのですが、以下の条件を満たしたカードに限られます。

・VisaかMastercardのクレジットカードまたはデビットカード
Kyashに登録した本人名義のカード
日本国内発行のカード
・有効期限切れ・利用停止・利用不可ではないカード

JCBアメリカンエキスプレスなどのクレジットカードも持っていて、全部まとめて管理したいという場合には不便かもしれません。また、カードの登録は24時間に1枚しかできないので、複数のカードを登録する際には少し手間がかかります。

送金されたお金は現金化できない

Kyashの割り勘・送金機能で送られてきたお金は、現金に換えることはできません。残高はKyash経由で電子マネーにチャージするか、リアルカードでの支払いに使うことになります。

また、一度送金を完了すると、原則取り消しができません。金額や送り先を間違えた場合は、送金相手に取り消しを請求する必要があるので間違えないよう注意が必要です。

おわりに

ウォレットアプリを使えば、複数のクレジットカードを一元管理できたり、スマートフォンをかざすだけで支払いができるようになったりと、キャッシュレス生活がより便利になるでしょう。

ウォレットアプリには様々な種類がありますが、Kyashはリアルカードが発行できたり、割り勘・送金機能が使えたりと、利便性が高いという特徴があります。

ただ、それぞれのウォレットアプリは機能や対応しているカード、ポイントの有無などが異なるので、人によっては他のウォレットアプリの方が使いやすいということもあるかもしれません。各ウォレットアプリの特徴やメリットを比較してみて、ぜひ自分にぴったりのウォレットアプリを見つけてくださいね。

【参考】「Kyash公式HP」(株式会社 Kyash