4人組のアイドルグループ「CRAYONS(クレヨンズ)」が、東京・大塚Deepaでワンマンライブ「Be best perfectly imperfect.」を開催。約2時間、アンコールを含め全21曲を披露した

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セットリストをメンバーが考え、さらに4章立ての構成となった本ライブ。章ごとには際立った特徴があり、大盛り上がりのワンマンとなった。

「We are CRAYONS」から始まった1章は、アップ・スローとテンポを変えた曲が並び、同じアップであっても曲の雰囲気の違うものを選ぶなど、CRAYONSの持ち歌の多彩さを如実に感じられ、聞いていて楽しい演出だ。

続く2章はソロコーナー。メンバーそれぞれがかわいい衣装に身を包んでソロ曲を熱唱。

さらに3章は、1章の構成に磨きをかけた、さまざまなメロディーが楽しめる雰囲気のあるゾーン。

曲間には多少のインターバルはあるものの、ほぼノンストップの構成で、一気呵成に5曲を歌い切っていた。

「My Favorite Girl」でメロディアスな雰囲気を振りまいたかと思えば、バラード調の「君と」では一転、会場の情感を高め、12月定期の新曲「With you…」では(多少時期はズレるが)ホワイトクリスマス的な厳かさというか、カップルで過ごす多幸感を味わわせてくれた。

最後はかっこいい「Lost Love」と、アップテンポで盛り上がり必至の「ぴょんぴょんBEYOND!」で締めだ。

ファイナルとなる4章では、今までの熱気を塗り替えるような、大盛り上がりの楽曲を集めた沸きゾーンという構成。

中村千紗の歌い出しの歌声が見事な「片想い」から始まり、必殺の「スタートラインズ」でさらなるヒートアップ

英語の歌詞もカッコイイ「Force Force」、歌い上げるような名曲「逡巡のエモーション」で、場内の感情をマックスに高めた後は、まさかの「夏恋」がラストソング。

「夏みたいに盛り上がろうぜ」の掛け声にのせられ、会場の熱気はもう一段上がり、「熱い 熱い 熱い 夏」と描かれた歌詞のようなうねりをもって、本編は終了した。

すかさず熱いアンコールが巻き起こり、それに応えて再び登場してきたメンバーは(ワンマンTシャツにお色直し)、「スタートラインズ」「ぴょんぴょんBEYOND!」を熱く歌唱し、最後の最後はMVも公開された「片想い」で終了だ。

奇しくも「スタート~」「片想い」ともに、中村千紗が歌い出しを担当しており、聞く(歌う)ごとに磨きがかかっていくその歌声は、まさに聞き惚れるという言葉がぴったりな印象だった。(ザテレビジョン

東京・大塚でワンマンライブを開催したCRAYONS(クレヨンズ)