冬に食べたい味噌は実力派3軒を選出。そのほか創作つけ麺や新豚骨など、おすすめの全10杯をセレクト

【写真を見る】大重食堂 警固本店 / 「北京ダック風つけ麺」(1200円・税込)。甜麺醤、生姜、ニンニク、魚粉などを入れた甘めのつけ汁。カオヤーピンを模した平麺に山椒をまぶす

■ 味噌で新境地を切り開く気鋭の一杯!「地鶏らーめん HAYAKAWA

地鶏醤油から味噌専門店へとリニューアルし、約1年が経つ「地鶏らーめん HAYAKAWA」。2019年秋にはベースの豚骨&華味鳥スープの濃度を上げ、3種類の味噌(信州、八丁、麹)の配合を変えるなど、より濃厚な一杯へと進化した。生姜や山椒の香りが立ち、自家製辛味ダレも芳醇な味噌のいいアクセントになる。濃厚味噌らーめん辛ダレ入り+セルフ豚バラ丼は1050円(税込)。

[地鶏らーめん HAYAKAWA福岡市南区玉川町11-11 / 092-554-7474 / 11:30~15:00、18:00~21:00(LO20:45) / 水曜休み

■ 3種類の味噌が溶け合う奥深い味「味噌蔵 ふくべえ」

大名エリア唯一の味噌ラーメン専門店「味噌蔵 ふくべえ」。北海道、仙台、福岡産の味噌をブレンドし、風味が飛ばないよう鶏ガラスープに溶かし込む。麺は「札幌製麺」より仕入れる卵入り中太縮れで140g。白ネギなどがのり、甘さの中で唐辛子もピリッと効く。自家製餃子(4個360円~・税込)の人気も高い。味噌ラーメン 味玉のせは890円(税込)。

[味噌蔵 ふくべえ]福岡市中央区大名1-9-24 / 092-202-1924 / 11:30~15:00(LO14:45)、19:00~24:00(LO23:30)、土曜の夜は18:00~ / 日曜休み

■ まろやかな味のスープが中太縮れ麺とよく絡む「らー麺 味噌哲」

ラーメンロード・旧国道3号沿いで、味噌ラーメンとチャーハンで人気を博す「らー麺 味噌哲」。メニューによりスープに合わせる味噌を使い分け、吟熟味噌らー麺には信州(長野県)の熟成味噌を使用する。中華鍋で米を舞わせるチャーハンはパラッとしたいい食感。吟熟味噌らー麺+半チャーハン980円(税込)

[らー麺 味噌哲]福岡県福津市中央5-7-11 / 0940-43-3133 / 11:00~16:00、17:30~21:00(LO)、日曜は昼のみ営業 / 月曜休み

■ 新感覚!北京ダックつけ麺「大重食堂 警固本店」

7つの節素材のダシを、サイフォンで抽出する「純らーめん七節」をメインにした麺酒場。2019年10月開催の「東京 大つけ麺博」で約2000杯を売り上げた北京ダックつけ麺(1200円・税込)は、警固本店のみで味わえる。水飴を重ね塗りした鴨肉をのせる超個性派。

[大重食堂 警固本店]福岡市中央区警固1-8-20 / 092-741-0141 / 12:00~24:00(LO23:30) / 無休

■ 豚足のコラーゲンも凝縮したコク深さ「麺や おの食堂」

親不孝通りのビル地下で営業する「麺や おの食堂」。2019年4月に“チャイナスタイル”から“食堂”へリニューアルし、ガッツリ系の定食メニューを増やした。すべての定食にミニラーメンが付き、白飯、味噌汁、さらには替え玉まで何回でも無料。博多らーめんは638円(税込)。

[麺や おの食堂]福岡市中央区舞鶴1-8-40 天神ビーンズビルB1 / 92-731-7739 / 11:30~15:00、17:00~24:00(LO23:30)、金曜の夜は~翌3:00(LO2:30)、土曜は17:00~翌3:00(LO2:30)のみ営業 / 日曜休み

■ 丼に据える丸太チャーシューに注目!「博多豚骨拉麺 一順」

美野島エリアに誕生した、レトロな内観の豚骨ラーメン店「博多豚骨拉麺 一順」。特徴であるスープとろみは、豚頭、ゲンコツの髄から染み出たコラーゲンと、ミキシングして加える野菜に由来する。豚ヒレをバラ肉でグルリと巻いた、丸太チャーシューもユニーク。ラーメンは680円(税込)。

[博多豚骨拉麺 一順(いちじゅん)]福岡市博多区美野島3-12-11 / 092-710-6321 / 11:00~15:00、18:00~23:30(LO) / 不定休

■ “タイ”風!トムヤムクン味の“鯛”麺「鯛らーめん 穂と花」

糸島の寿司職人が作る鯛ラーメンが自慢の「鯛らーめん 穂と花」。鯛のアラを炊き白濁させた“鯛白湯(ぱいたん)”が定番だが、トムヤムスパイスを溶かす“鯛のタイラーメン”の人気も上昇中だ。鶏白湯は追加具材に自家製の鯛ハム(150円)も用意(仕入れの都合で、ない場合もあり)。トムヤムタイラーメンは900円(税込)。

[鯛らーめん 穂と花]福岡県糸島市高田5-20-8 / 092-323-2015 / 12:00~14:00、19:00~20:00 / 不定休

■ エビっぷりが見事な濃厚味噌豚骨「大大商店」

「白飯が進むラーメンを」と、すべての麺に味の濃い豚バラスライスを盛り、定食として楽しめるプラスの一品も豊富にそろえる「大大商店」。小エビをすり潰して作る自家製ペーストを豚骨スープに溶かし、醤油ダレと合わせたえびえびラーメン(830円・税込)も評判が高い。

[大大(だいだい)商店]福岡市西区今宿東1-6-18 / 092-707-7739 / 11:00~21:00(LO) / 不定休

■ クリーミーさ北九州随一の濃厚スープ「ぎょらん亭 魚町店」

緑色の暖簾がトレードマークで、数々の弟子も輩出してきた名店「ぎょらん亭 魚町店」。豚のゲンコツのみを使い、旨味を重ねる濃厚スープが特徴だ。十割(豚骨100%)、二八(鶏20%、豚骨80%のブレンド)、専用の圧力鍋で約7時間炊き込んだ「どろ」の3種類がある。具材スペシャル版の全のせラーメンは800円(税込)。

[ぎょらん亭 魚町店]北九州市小倉北区魚町3-2-17 / 093-522-0020 / 11:00~20:00、金・土曜~24:00 ※売り切れ次第終了 / 火曜休み

■ “鶏ニボ”推しの新店がオープン「鶏革命 八幡本城店」

鶏白湯&煮干しの2枚看板で勝負する店が、本店と同じ八幡西区内に支店「鶏革命 八幡本城店」を開業。煮干し中華そばは、鶏2割、煮干し8割の割合でスープをブレンドし、煮干し油も加えて“煮干し感”を強調する。具材は豚&鶏チャーシュー、つくねなどをオン。煮干し中華そば 全部のせは1000円(税込)。

[鶏革命(トリレボ) 八幡本城店]北九州市八幡西区本城3452-2 / 093-883-7553 / 11:00~15:30(LO15:00)、17:30~22:00(LO21:30) / 無休(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)

地鶏らーめん HAYAKAWA / 「濃厚味噌らーめん辛ダレ入り+セルフ豚バラ丼」(1050円・税込)。セットで付く白飯は、ラーメンの豚バラ肉をのせて作るセルフ豚バラ丼用