2020年ICT日米教員交流プログラムは、日米両国政府(文部科学省と米国国務省)で資金を分担し、日米教育委員会主催、Institute of International Education (IIE) を運営パートナーとして2020年8月に実施します。本プログラムでは、日米両国の中学校、高等学校でICTを学校教育現場に導入している、または導入する具体的な予定を持ち、日米間での交流を推進する意欲のある現職教員を対象に、「ICTを活用し“宇宙と地球”を使った授業づくり」をテーマとして、日米間で教員の相互交流、意見交換、共同研究を行うことにより、日米の教育交流を図ることを目的としています。参加者自身が取り組み、共同で大きなアウトプットを求められる参加型プログラムです。”宇宙と地球”をテーマとしていますが、理数系教員に限定したプログラムではなく、地理歴史、食育、文学、なども含めて全教科の教員が対象です。なお、全期間を通じて通訳がつきます。
プログラムの概要
今回募集する15名の日本側参加教員は2020年8月に約1週間の日程で訪米し、15名の米国側教員と5日間の会議(ワークショップ、グループディスカッション)に臨みます。この5日間の会議では、学びの場におけるICTの役割と可能性、21世紀型コンピテンシー、教育からみた日米交流、等について講義、ワークショップ、施設訪問を実施する予定ですが、両国の参加教員は、「宇宙と地球」を題材にICTを活用した交流授業(共同プロジェクト)を立ち上げることが最終目的です。プログラム終了後はその実現に努めることが求められます。「宇宙と地球」を題材にしながら、ICTを活用し21世紀に求められる資質と能力を育む教育について理解を深め、プログラム参加者間の交流体験を活かしながら、各々の教員が所属する学校において両国の教育交流を推進することを意義としています。プログラム参加後には報告書の提出が義務付けられます。理数系教員に限定したプログラムではなく、”宇宙と地球”は、地理歴史、食育、文学、なども含めて教科横断的に扱うことが可能な題材です。なお、全期間を通じて通訳がつきます。

2019年の参加者(ハワイ島にて)(ハワイ島にて)
スケジュール(2019年12月27日現在予定)
応募資格要件
  1. 日本国籍を有している者。
  2. 中学校もしくは高等学校の免許を所持し、応募時点において、学校教育法に定める中学校、義務教育学校(後期課程)、高等学校、中等教育学校、特別支援学校(中学部・高等部)、及び都道府県・各市町村教育委員会に勤務する正規教員もしくは専任教諭。臨時的任用教諭や期限付き臨時任用は対象外。5年以上の教員経験がある者が望ましい。
  3. 教諭をはじめ、主任教諭、主幹教諭、指導教諭といった職層にあって年間を通じて授業を持っている者、教育委員会で指導主事、社会教育主事として中学校もしくは高等学校を対象に従事している者。
  4. 学校長もしくは教育長からの推薦状が得られる者。
  5. プログラム参加準備期間から参加中ならびに参加後も積極的に日米相互交流を深める活動に取り組む姿勢を持つ者。
  6. 心身ともに健康で団体の一員としてプログラム全期間(2020年8月2日から9日)に参加可能な者。
プログラム期間中は日英通訳がつくので、英語でのディスカッション能力は必須ではありませんが、参加者はその後の交流のために日常英会話程度はできることと、言語能力いかんにかかわらず積極的に米国側参加者と関わることが求められます。また、プログラムの目的としてICTの活用がありますので、基本的なコンピュータスキルが求められ、参加時にはコンピュータもしくはタブレットを持参することが必須となります。「宇宙と地球」を題材にしたプログラムですが、理数系教員に限定したプログラムではありません。

応募方法
参加希望教員ならびに推薦者がそれぞれ応募手続きを日米教育委員会のウェブサイト、「ICT日米教員交流プログラム募集要項ページ」 https://www.fulbright.jp/sep/ict2020.html から完了させてください。登録開始日は2020年2月18日(火)正午です。

締め切り
2020年4月20日(月)オンライン登録締め切り
会議室前のオープンスペースにて
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日米教育委員会(フルブライトジャパン)について
フルブライト交流事業を通し日米間の教育・文化・学術交流を推進するため、日米両国間の協定により1952年に設立された国際機関です。以来、フルブライト交流事業に加え、米国高等教育に関する情報提供、ならびに日米教員交流プログラム事業を実施しています。

配信元企業:日米教育委員会

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