キングジム2月4日ラベルライター「テプラ」の最上位モデルとして初の50mm幅テープと大容量45m巻きテープに対応した「テプラ PRP SR-R7900P」を発表した。税別価格は5万9800円で、2月20日に発売する。

画像付きの記事はこちら



 テプラは、1988年に国内初の漢字変換ができるラベル作成機として開発され、これまで累計販売台数が1000万台を超える。今回発表したテプラ PRP SR-R7900Pは、最上位モデルという位置づけ。幅の広い50mm幅のテープカートリッジと新開発した「EXロングテープカートリッジ」に対応したのが特徴だ。

 新モデル開発の背景には、訪日外国人増加に伴う、多言語表示の需要拡大がある。亀田登信・常務取締役開発本部長は、「50mm幅広のテープは注意表示や案内表示に向いている。複数行印刷しても視認しやすいので、多言語表示にも適している」とコメントした。

 通常のテープカートリッジは8m巻きだが、EXロングテープカートリッジは45m巻きと従来の5本分の長さで取り替える手間が省ける。コストパフォーマンスも高く、10cmラベルを1万枚作成した場合で比較すると、12mm幅で約2万6500円、50mm幅で約7万5000円もお得な計算だ。

 本体は、大型化しているが50mm専用というわけではなく、ラインアップしている300種類以上のテープカートリッジに対応する。印刷速度が従来の最上位機種の約1.4倍に高速化、ラベルカッターの刃交換が可能になるなど、性能面でも進化している。初年度販売目標数は5000台。

2月20日に発売する「テプラ」の最上位モデル PRP SR-R7900P」