とくに自分がなにかしたわけでもないのに、相手の顔色が変わったり、空気が悪くなったりすると、すぐに「ごめん」と言うのが口癖になっていませんか?

謙虚で周りを大切にする姿勢はとても良いのですが、恋愛の中ではそのクセが、思わぬ弊害を生んでしまうことがあるので、注意が必要。

そこで今回は、「ごめん」がもたらす心理的効果と、その対策について紹介したいと思います。

「ごめん」がもたらす心理的効果

基本的に、人に責められると、気分が悪くなりますよね。

そのため、すぐに「ごめん」と言うのは、「あなたは悪くないよ。私のせいだよ」といったメッセージがあり、その場が丸くおさまりやすいです。

ただし、恋愛だと、その場限りの解決は難しい。

あなたが悪くないのにいつも謝ってばかりいると、彼は「いつも迷惑をかけられている」「謝るようなことばかりされている」とイライラがつのってしまいます。

いつのまにか彼に逆らえず、大切にしてもらえないような関係に発展してしまうので、気をつけてくださいね。

自分の「ごめん」ポイントを探す

すぐに謝ることをやめようとしても、申し訳なさがつのって、思わず謝ってしまう……なんてこともあると思います。

最初は、無理にやめようと思わなくていいんですよ。

まずは、自分がいつ、どんなときに「ごめん」と言っているのか確認してみてください。

なかには「ごめん」と言うのが、正解な場面もあるはず……。

一方で、「ごめん」がふさわしくない場面があれば、「私はなにに謝ったんだろう」と考えてみてみましょう。

たとえば、彼に料理を作ってあげたのに、「まずい」と言われて、「ご、ごめん!」と謝っていませんか?

なんでもすぐに謝ってしまうと、相手が言いたい放題で、感謝の気持ちが薄れてきている証拠。

ときどきでも、あなた自身の「怒り」「かなしみ」などの感情を言葉にして伝えていくと、改善されていくはずです。

「ごめん」の代わりに「ありがとう」

人になにかをしてもらったときや、良くしてもらったときなどに、申し訳なさから「ごめん」を使っていないでしょうか。

そういう場合は「ごめん」ではなく「ありがとう」のほうがいいですよ。

まずは「ごめん」を「ありがとう」に変えられないか、考えてみてください。

たとえば、彼がゴミ出しや、お風呂掃除をしてくれた場合は、「ごめん」ではなく「ありがとう」を言いましょう。

そうすると、彼も「あなたのためにしてよかった」となります。

おわりに

あなたが彼にへりくだったり、悪くないのに謝ったりする必要はありません。

お互いを思いやり、持ちつ持たれつの対等な関係でいることが、恋愛を長続きさせる秘訣です。

(矢島 みさえ/ライター)

(愛カツ編集部)