2月4日、千葉・舞浜アンフィシアターで「第2回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」が開催。AKB48を卒業する矢作萌夏がラストステージに立った。

【写真を見る】矢作は「またいつかお会いしましょう!」と言い、ステージを後にした

同イベントは、昨年10月31日に行われた「第2回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」でベスト8に残ったメンバーによる、一夜限りのライブイベントで、CS放送・TBSチャンネル1で生中継も実施。同大会で優勝した矢作のほか、山崎亜美瑠(NMB48)、三村妃乃(NGT48)、高柳明音(SKE48)、岡田奈々(AKB48/STU48)、豊永阿紀(HKT48)、秋吉優花(HKT48)、峯吉愛梨沙(STU48)が出演した。

ライブは矢作がセンターを務めたAKB48のシングル曲「サステナブル」を全員で歌ってスタートすると、その後はこの日のために練習してきたという曲をそれぞれソロで歌唱。岡田の「1/3の純情な感情」(SIAM SHADE)や秋吉の「Pretender」(Offcial髭男dism)など、懐かしの名曲から最新ヒット曲まで幅広く歌われた。

さらに、この日限りのユニットとしてペアで楽曲を披露していくと、山崎と秋吉は「たばこ」(コレサワ)をアコースティックギター弾き語り。矢作と岡田は「Secret base ~君がくれたもの~」を歌い終わった後にハグを交わした。

アンコールでは、SKE48からの卒業を発表している高柳が、自身の卒業ソング「青春の宝石」を披露。また、「さよなら大好きな人」(花*花)を歌った矢作と岡田は、歌いだしで2人とも涙を流した。

全ての曲が終わり、生中継も終了すると、客席からはWアンコールが。すると、これに応える形で8人は「GIVE ME FIVE!」を特別に再度披露した。

そして、ステージを去る際に盛大な“萌夏コール”を受けた矢作は「今日が私のAKB48人生最後の日なんですけれども、本当に皆さまがいつも笑顔で支えてくださって、毎日愛を伝えてくださったからこそ、こうしてここまでやってこれました。本当にありがとうございました!」とコメント。

続けて「私はこれからAKB48を抜けて1人で歩いていくことになるんですけど、それがどんな道なのかはまだ分からないんですけれども、皆さんはずっとずっと私のそばで見守ってくれるって信じています。なので、またいつかお会いしましょう! これからもAKB48をよろしくお願いします!」と話すと、盛大な拍手を送られてステージを後にした。

■ 矢作、山崎、三村、高柳、岡田、豊永、秋吉の終演後コメント

終演後、出演メンバーの囲み取材が行われた(※年齢制限で峯吉は不参加)。

秋吉優花:私は去年ファイナリストに残れなかったので、悔しい思いとかも全部がプラスに変わって今年この舞台に立つことができたかなと思います。純粋にとても楽しかったですし、これからも大好きな歌を届けていきたいなと思いました。

豊永阿紀:私も第1回のファイナリストLIVEには出場できなくて、次の大会は順位というよりもこのLIVEに出ることを目標にやっていたので、ここまで含めて「歌唱力No.1決定戦」だったなと思います。

ちゅり(高柳)さんと2人で歌えたのが本当にうれしかったです。(高柳が卒業するため)どう転んでも最初で最後だったと思うので、すごい貴重な機会もこの企画のおかげだなと思って、また次があったらまたこのLIVEに出るために頑張りたいなと思います。

高柳明音:「青春の宝石」は最初歌わせていただけると思っていなかったんですけど、スタッフの方々が「卒業の記念に歌う?」って言ってくれたんです。「生バンドで歌う機会なんてここしかないよ?」って言われて、「歌います!」って決まったんですけど(笑)、生バンドだからこそのアレンジもしてくださって、さらに感動的につくってくだりました。

卒業まであと2カ月で、歌う機会も何回かはあると思うんですけど、この「青春の宝石」は今日しか聞けなかったと思うので、皆さんの心に残っていたらうれしいなって思います。

矢作萌夏:(前回の「歌唱力No.1決定戦」で)本当に準優勝だったことが悔しくて、(第2回は)絶対に1位以外は取っちゃいけないと思いながらいっぱい練習してつかみ取ったステージだったので、本当にいろいろ感じるものがありました。

最後のステージということで、ファンの方々の顔を見るとより一層切なくなったり、奈々さんとの「Secret base―」は、奈々さんが選んでくれたんですけど、何より歌詞が「奈々さんこんなこと思っていてくれたの!?」ってドキドキする歌で、一緒に歌えてすごくうれしかったです。8人でステージをつくれたことも本当にうれしかったです。AKB48大すち! ありがとうございました!

山崎亜美瑠:この「歌唱力No.1決定戦」は、無名だった私が“歌がうまい子”というイメージでファンの方に広まったすごく大事な存在なので、去年も出させていただいて、今年もこうやって私の大切なステージに立たせてもらうことができて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

やっぱりこうやってステージを重ねるごとに、もっと頑張らないといけないことも見つかるし、あとやっぱり歌が大好きだなって改めて気付かせてくれる大事な場所なので、本当に今日も楽しんでもらえていればうれしいなって思います。

三村妃乃:去年の「歌唱力No.1決定戦」決勝にはNGT48メンバーは誰も進出してなくて、それがグループとしても悔しいねって話だったので、今回は去年のリベンジという形で大会に挑みました。ファンの方からしたら「誰だ?」って感じだったと思うんですよ、大穴というか。

でも、もし第3回があれば、もうその驚きやギャップはないので、3位という第2回よりもっと上の実力を持たないと、これから先は上には進めないと思いました。今日は先輩方の素晴らしい歌声や、アイドルに対する姿勢をすごく学ばせていただきました。歌が大好きなので、これからもいっぱい歌っていきたいなと思います。

岡田奈々:私は2回目のファイナリストLIVEになるんですけど、前回よりも取材の方が多いなということにドキッとしたというか、うれしいなって思いました。

今回は矢作萌夏ちゃんがAKB48として立つのは本当に最後というステージに、AKB48の一員として一緒に立てたことが本当にうれしいなと思いましたし、STU48からは峯吉愛梨沙ちゃんが初めてファイナリストに選ばれてこのステージに一緒に立つことができたので、STU48の力がどんどんついてきているなというのを感じていて、うれしかったです。今日も最高のステージでした。(ザテレビジョン

「第2回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」で矢作萌夏がAKB48ラストステージを飾った