美容外科クリニックの施術に対して、「怖い」と思われている人は少なくないでしょう。
原因の1つは、「リスク」というキーワードの独り歩きにあります。言葉は悪いですが、都市伝説のように美容外科の失敗例や、術後の副作用が大げさに語り伝えられ、「美容クリニックの施術には大きなリスクがつきもの」というイメージが定着しているのかもしれません。
医療に「絶対」はありませんが、だからといって、必ず「大きなリスク」が生じるわけではありません。術後の痛みや腫れはあっても、時間とともに治まるものですし、ましてや命に関わるようなリスクが生じることはほとんどありません。
とくに豊胸術に関しては、日本国内の美容クリニックでは、丁寧かつ誠意ある施術が行われています。ごく一部の悪質なクリニックや、海外の施術では、確かに恐ろしいリスクが患者さんにふりかかり、事件となっている例があるのは事実ですが、それさえも事実とは異なる「噂」が流れてしまっていることがあります。小さなミスに尾ひれがついたり、医師と患者さんの意思が一致していなかったために起きた誤解だったりというケースもあります。
ですから、豊胸術を受けたいと思っている人には、国内のきちんとした医療機関であれば、まず安心して施術を受けて大丈夫だとお伝えしておきます。
しかし、豊胸術のなかにも、術後の経過がラクなものと、ちょっと苦労するものがあります。また、施術のプロセスや術後の管理によっては、術後の感染症バストの変形などのリスクがついて回るものもあります。
そうしたリスクについては、術前のカウンセリングでしっかり説明があるとは思いますが「カウンセリングでは舞い上がってしまい、ドクターの話が耳に入らなかった」とか、「文章が難しくリスクをよく理解できないまま、同意書にサインしてしまった」などと、術後に後悔する患者さんも少なからずいます。
術後のリスクは少ないほうが良いですし、豊胸後の生活が痛みや腫れでつらくなるのは誰だって好ましくないはずです。そこで今回は、リスクを軽減するための豊胸術選びについてお伝えしていきます。


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