とある男性のお話。その方は、もともととてもモテる方でした。いつも彼女のような存在が何人もいて、どの女性からもとても愛されていたのです。その男性が結婚したときのこと。どうしてその女性を選んだのかと尋ねると、彼はこう答えました。

「一言でいえば、可もなく不可もないヤツだったから。それと、俺と彼女が一緒にいるときのバランス。あとは、健康でちゃんと子供を産んで育てられそうなこと」

 彼は照れ屋のため、こんな表現をしたのかもしれませんが、要するに、一緒にいて一番居心地のいい相手と結婚したということだったようです。スリリングで刺激的な女性なら他にもいる。でも、一緒にいてホッと安心できて、自分が自然体でいられる相手は、その女性しかいなかったのです。

 そうなんです。多くの男性が結婚相手として選ぶ女性は、居心地のいい女性なのです。それを具体的にいえば、男性の望む生活のペースを乱さない女性のこと。つまり、知的で、周囲の人たちと自分との“距離感”を敏感に察知し、お互いが心地よくいられる関係を築ける、自立した女性のことを指します。そういう女性は自分に自信があるから、些細なことで男性を責めたりしません。恋愛も仕事もうんと楽しんで、前向きに生きています。

 そんな女性を目指すなら、まずは彼へのLINEや電話の数を意識的に減らしてみてください。彼からくる連絡の8割くらいを返すようにして、彼の様子を観察しましょう。彼が満足している様子なら、そのペースが彼にとって心地いいということ。彼が不満そうなら、少しずつラインや電話の数を増やしたり減らしたりして、また様子をみましょう。

 男性のために自分のしたいことをガマンしましょうと言っているのではありません。よい人間関係を長く続けるには、相手への気遣いがいちばん必要なのです。あなたが彼を大切にすれば、彼もあなたを大切にしてくれますよ。

 恋に不安を感じたときこそ、連絡のし過ぎは禁物。うんざりされないよう、ほどよい距離感を保ちましょう。

(恋愛カウンセラー・安藤房子)

アサジョ