韓国や日本のプロチームから関心を寄せられるなか、元同僚の小川佳純氏からラブコール
昨季限りでJ2アルビレックス新潟を退団した元韓国代表MFチョ・ヨンチョルは3日、関西サッカーリーグ1部のFCティアモ枚方への加入が発表された。
韓国代表を経験し、まだ30歳であるチョ・ヨンチョルの今回の移籍は、韓国メディアでも驚きを持って伝えられている。
韓国スポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」は、「かつての同僚との義理と指導者の勉強のため」と移籍の理由と背景について説明している。
「チョ・ヨンチョルは韓国や日本のプロチームに移籍ができる状態で、多くのチームが関心を持っていた。しかし、スポータルコリアが取材した結果、彼が多くのことを放棄し、枚方を選択した理由は二つあった。かつての同僚との友情と、自身の未来に向けた準備をするためだった」
“かつての同僚”とは、昨季限りで新潟を契約満了で退団し、現役を引退した小川佳純氏のことだ。小川氏は今季から枚方の監督に就任している。
記事によると小川氏はチョ・ヨンチョルに連絡し、「『自分を手伝ってほしい』と頼んだ。若い選手が多いチームなので、グラウンドで“兄貴分”として引っ張ってほしい」と伝えたという。
それを聞いたチョ・ヨンチョルは、悩んだ末に枚方に行くことを決断。また、「この間、チョ・ヨンチョルは少しずつ指導者の勉強をしていた。枚方で指導者としての土台を築くことにした。小川氏を支え、選手を牽引する役割を通して、新たな経験を積むことにした」と、将来のことを考えての移籍だったと伝えている。
現役を続けながらも、指導者としての将来設計を頭に描くチョ・ヨンチョルの新たな挑戦に注目が集まる。(金 明昱 / Myung-wook Kim)
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