NHK連続テレビ小説スカーレット』(NHK総合/毎週月~土曜8時ほか)第19週「春は出会いの季節」。喜美子(戸田恵梨香)にはさまざまな変化が訪れる。(※以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください)

【写真】母・富田靖子らと家族団らんを過ごす喜美子・戸田恵梨香

 昭和54年春。喜美子は京都の美大で陶芸を学ぶ武志(伊藤健太郎)を送り出す。しばらくしてマツ(富田靖子)が亡くなり、喜美子は一人暮らしに。

 武志が大学卒業を控えたころ、八郎(松下洸平)が名古屋から喜美子を訪ねてくる。会うのは10年以上ぶり。八郎は変わらず武志の父親であることを認識する喜美子。

 武志は、大学時代に知り合った、釉薬を研究する掛井(尾上寛之)を追って、信楽の窯業研究所の研究生となる。自立のために家を出て、アルバイトで生活するという武志。研究所事務員の真奈(松田るか)と知り合い、人間関係が広がる。

 一方またも一人となった喜美子の元に、作品のファンだという女性が現れる。小池アンリ(烏丸せつこ)という元女優。大津の紡績会社の令嬢で今は神戸に住んでおり、セレブらしさと天真らんまんな雰囲気がある。

 アンリは喜美子の自然釉の作品に法外な値をつけて、しかもユニークな鑑賞方法で驚かせる。ずばずばと聞いてくるアンリに、喜美子は夫と別れ、息子は独り立ちした状況を話すことになり、2人の間には次第に友情めいたものが芽生えていく。そんな折、今は大阪の市議会議員となっているちや子(水野美紀)が訪ねてくる。

 連続テレビ小説スカーレット』はNHK総合テレビにて毎週月曜~土曜8時放送。

『スカーレット』第19週より (C)NHK