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image credit:The Matrix/Facebook

 ビジュアルと世界観の両方において、革新的かつクールな知的SFアクション映画の金字塔と言われた『マトリックス』が公開されたのが、今から既に20年も前のこと。

 それを記念して全米に続き日本でもリバイバル上映が行われたが、時を同じくして『マトリックス』シリーズ第4弾の製作発表、そして去年12月には全米での公開日が来年5月21日との発表があり、今からファンは待ちきれない思いをしていることだろう。

 そんな中、『マトリックス4(仮題)』の撮影現場に主演のキアヌ・リーブスが現れたところを、運よく通りがかった通行人が激写。

 ん?しかし何か違う…。そう、マトリックスと言えばキアヌ演じる主人公ネオのあの黒くて長いコートが特徴的なはずなのに、今回のキアヌは着ていないのだ。

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ロケにキアヌを発見したけど…あのネオじゃない!

 2月5日カリフォルニア州サンフランシスコの住民ダグ・ダルトンさんは、通勤途中にチャイナタウンを通りかかったところ、偶然『マトリックス4』の撮影現場を目撃し、動画に収めてその後SNSでシェアした。


 この光景は、2003年11月に『マトリックスレボリューションズ』が公開されて以来、キアヌ・リーブス演じるネオの初姿ということになる。


 しかし、これまでの3作と比較して、キャラクターの服装には顕著な変化があるようだ。

 というのも、キアヌは黒の長いコートを着ていないのだ。あの、アイコン的コスチュームがネオなのに、なぜこのようなありふれた格好をしているのか?

 この疑問は、多くのSNSユーザーらの間でも生じた。中には、「ネオは実際にマトリックス内にプラグインされたことを意味するのでは?」という推測をするユーザーもいたようだ。


 あまりにもラフな、しかも自身の普段着のような服装で撮影に参加している様子から察すると、もしかしたら現場の下見かなんか?とか、この撮影にはキアヌは入らないのかもとか、CGでいつもの黒いコートを調整するのかもしれない。などなど様々な憶測をしてしまう。


 いずれにしても、『マトリックス4』の撮影現場が早くも来年の公開を期待させるものであることは間違いないようだ。

監督や制作会社、キアヌからも『マトリックス4』に期待の声

 この作品シリーズの監督、脚本を務めるウォシャウスキー姉妹の姉ラナ・ウォシャウスキー(54歳)は、去年8月に『マトリックス4』について次のような声明文を発表していた。

リリーと私が20年前に現実について探求したアイデアの多くは、今のこの時代にこそ、より強い関連性があります。

これらのキャラクターが、私の人生に戻ってきたことをとても嬉しく思います。そして、再び素晴らしい友人たちと仕事をする機会が与えられたことに感謝します。


 また、映画製作・配給会社ワーナー・ブラザーズ委員長トビー・エマーリッチもこのように語っている。

ラナと共に、マトリックス入りすることに興奮を隠しきれません。彼女は真の先見者であり、非凡の独創的映画製作者です。

我々は、マトリックスの世界でこの新たな章を執筆、演出、制作できることに大きな喜びを感じています。

『ジョン・ウィック4(仮題)』の公開予定日も5月21日

 去年9月、キアヌはメディアのインタビューで、『マトリックス4』の脚本を既に読んだことを明かし、「とても野心的だ」と話していた。


 来年5月21日に公開予定のこの作品には、前作の共演者キャリー=アン・モス(トリニティ役)やジェイダ・ピンケット・スミス(ナイオビ役)も出演する他、新たな共演者としてジェシカ・ヘンウィック、ニール・パトリック・ハリス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世などの名も伝えられている。

 現時点では、作品のあらすじについてほとんど知られていないが、これらの豪華キャストから見ても、期待できる作品になりそうだ。

 なお、『マトリックス4』の全米公開日は、キアヌの別のヒット・シリーズ最新作『ジョン・ウィック4(仮題)』の公開予定日でもあり、どちらかが日にちを変更しない限り、キアヌ主演作が全米で2本同時に公開されることになる。そうなればファンにとってはたまらないといえるだろう。

 ちなみに、たまらないといえばこの撮影の1か月ほど前には、同州アラメダアイスクリーム・パーラー・チェーン店バスキン・ロビンスの外で、ぼっちでアイスを食べているキアヌの姿が通行人に激写されていた。


 今は恋人ができてハッピーなはずのキアヌ。だからこそ久々のぼっち姿は、余計に一目を引いたようだ。

References:UNILADなど / written by Scarlet / edited by parumo
追記:(2020/02/09)タイトル・本文を一部訂正して再送します。

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52287555.html
 

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