俳優の金子大地と女優の石川瑠華がダブル主演する映画『猿楽町で会いましょう』より、特報映像とポスタービジュアル、場面写真が解禁された。

【写真】映画『猿楽町で会いましょう』フォトギャラリー

 本作は、第2回「未完成映画予告編大賞MI‐CAN」グランプリ受賞作を映画化したラブストーリー。フォトグラファー・小山田役をドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日)や『腐女子、うっかりゲイに告る。』(NHK)などで注目の金子が、どこか掴めないユカ役をネクストブレイク必至の石川がダブル主演で演じる。そのほか、ユカの元恋人・良平役を柳俊太郎、ユカがタレント養成学校で出会う友人・久子役を小西桜子、雑誌編集者役を前野健太が務める。監督は、本作が長編映画デビューとなる児山隆。変わりゆく渋谷の街を舞台に、若者たちの刹那の恋を流麗なカメラワークで切り取っている。

 特報映像は、児山監督自らが編集したもので、「これはただのラブストーリーのひとつだ」というナレーションが繰り返される中、小山田とユカのやり取りや主要キャストたちの特徴的な姿が映しだされている。

 併せて解禁されたポスタービジュアルには、主人公の2人が、肩の力が抜けたような笑顔でこちらに進む姿が描かれ、そこに「その嘘は本当ですか?」という意味深なコピーが配置されている。ポスタービジュアルと劇中で小山田が捉える写真は、新進気鋭の写真家・草野庸子によるもの。友人や身近な人たちの何気ない日常をありのままに写し出してきた草野が、小山田とユカの、脆くもかけがえのない一瞬をつぶさに切り取っている。

 児山監督は、「『猿楽町で会いましょう』は予告編から始まった映画です。ただ僕はこの特報の発表をもって、賞を獲った予告編と良い意味で訣別できたらと思っています。挑発的な予告編に仕上げました。公開を楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。

 映画『猿楽町で会いましょう』は、6月5日より全国順次公開。

映画『猿楽町で会いましょう』ポスタービジュアル (C)2019オフィスクレッシェンド