2019-20シーズン終了後、レアル・マドリードに移籍すると言われているパリ・サンジェルマンフランス代表FWキリアン・エンバペ。移籍金は3億5000万ユーロ(約421億円)とも言われているが、パリ・サンジェルマンはその資金を元手に3人の選手を獲得するつもりだという。

前線、中盤、最終ラインの強化が可能
 スペインメディア『DonDario』が伝えたところによると、その3人とはフィリペ・コウチーニョバルセロナからバイエルンに期限付き移籍中)、カリドゥ・クリバリ(ナポリ)、カイ・ハフェルツ(レヴァークーゼン)。

 コウチーニョはエンバペの代役候補であり、クリバリはエンバペ同様に退団がうわさされるチアゴ・シウヴァの後釜候補。20歳のハフェルツはヨーロッパのビッグクラブがこぞって熱視線を送る逸材であり、中盤のクオリティーを高め得る存在としてパリ・サンジェルマンも注視している。3人を獲得すれば前線、最終ライン、中盤と各ポジションが強化されることになる。

 クリバリやハフェルツの獲得にはそれぞれ1億ユーロ(約120億円)以上が必要とされており、パリSGがこの3人すべてを手中に収めるには4億ユーロ(約480億円)前後がかかる計算になるそうだが、エンバペを3億5000万ユーロで売却した場合、さほど多くないプラスアルファで3人の獲得資金を捻出できることになる。

 果たして今夏、エンバペを中心としたビッグディールは成立するのだろうか。

さらなる補強をもくろむパリ・サンジェルマン [写真]=Getty Images