日本の歴史上で花形の時代といえば戦国時代。織田、豊臣、徳川の三大スターが生まれた土台を作った時代でもあります。また、戦国時代とは名の通り、戦国武将が活躍し日本全体がカオスな状態でした。政策にしても政治にしても大きく揺れ、安定という言葉が懐かしい時代でもありました。そこで今回は戦国時代に起こった凄い出来事を紹介します。

1. なんか凄いよ戦国時代

室町時代の日本は、明(中国)と頻繁に交流していました。そのおかげで経済文化を一気に吸収することができ、今まで見えなかった外国の背中を見ることが出来るようになりました。

また、戦国時代からは西洋文明も効率よく吸収するようになりました。具体的には、織田信長は今までの秩序の書き換えを行い、豊臣秀吉は国内のシステムを発明し、徳川家康が整備を行いました。

2. いい調子だよ戦国時代

世界に目を広げてみると、上記三人の同級生は誰なのでしょうか。例えば、スペインフェリペ二世は彼らの同級生です。日の沈まぬ国といわれるほど世界を物理的に席巻していた無敵艦隊の主です。他には処女王として有名なエリザベス一世などです。

そのような素晴らしい同級生に囲まれる中、日本では近代的な地域経営を始めていました。例えば、豊臣秀吉が行った太閤検地です。検地とはいわば測量のこと。太閤検地の素晴らしい点は、全国規模では初めてだということで非常に近代的な施策でした。

3. なんかヤバイよ徳川家康

1では徳川家康豊臣秀吉が開発した制度を広げる役割を果たしたと書きました。ですが、彼がやったことは豊臣秀吉が開発したものを「広げる」のみ。本質的には保守的な人間だったのです。

その一例として、石田三成らの戦国武将が目指した近代化の流れを断ち切り保守路線に変更があります。今まである主流派の流れ、つまり近代化の流れを断ち切る政策を採り、儒教を実質的な国教にしたり身分の固定化や女性差別を徹底する路線に変更しました。

加えて、徳川家が採った政策の一番の目玉は鎖国でしょう。貿易だけでなく渡航まで禁じたことにより、世界の文明から二世紀半も隔絶されてしまったのは有名な話です。

歴史に興味がない人でも戦国時代とっつきやすい時代。歴史を知る足がかりとして戦国時代、戦国武将がオススメです。

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