現地時間10日、米出身女優リンジー・ローハンの父マイケルが、ニューヨークロングアイランドにて暴行罪などの容疑で逮捕された。この1か月前には母親が飲酒運転などで逮捕されたばかり。“ダメ親”のレッテルを貼られて久しいリンジーの両親は、現在も相変わらず“お荷物”のようだ。

マイケル・ローハン(59)ニューヨークロングアイランドで逮捕されたのは今月10日のこと。サウサンプトンヴィレッジ警察によれば、マイケルは別居中の妻ケイト・メイジャーさん(37)の自宅でケイトさんと口論になり、心理的虐待を加えたほか、呼吸や血液の循環を妨げる身体的虐待も加えたとされ、同日夕方に拘留されたという。

このたびの様子を詳細に記したケイトさんの手書きのメモには、マイケルがプラスチック製のハンガーをケイトさん目がけて投げつけたことや、喉元を強くつかまれアザができたことなどが記録されている。『Daily Mail Online』は、マイケルがさらにケイトさんを刺すと脅迫したり、「無能」「アバズレ」といった暴言を吐いていたことも伝えている。

マイケルは拘留中に胸の痛みを訴え救急車にて付近の病院へ搬送されたが翌11日に退院し、裁判所へ出廷したようだ。マイケルはのちに『Page Six』の取材に対し「法廷で争うつもりだ」と発言している。

マイケルリンジーの実母ディナ・ローハン(57)と2007年に離婚したのち、2014年にケイトさんと再婚した。しかしアルコールやドラッグ依存を抱えたケイトさんとマイケルは日頃から争いが絶えず、2015年4月にはマイケルへの暴行でケイトさんが逮捕されている。また同年10月には、夫妻が幼い子供達の前で激しい口論を繰り広げる動画が出回り、フロリダ州福祉局から一時的に親権を剥奪されていた。そして2018年、2人は「もはや修復不可能」として離婚を申請したのだった。

皮肉にもリンジーの父逮捕の1か月前には、ニューヨーク・ロングアイランドのショッピングモール付近で母ディナ・ローハンが無免許および酒気帯び運転、事故現場からの逃走、車両登録の失効など合計6つの罪に問われ逮捕されたばかりだった。

一時は天才子役としてもてはやされたリンジー・ローハンだが、本人の度重なるスキャンダルに加え、両親の“ダメ親ぶり”も当時から有名で、飲酒や暴行などで度々逮捕されてはメディアをにぎわせていた。『ファミリー・ゲーム/双子の天使(原題:The Parent Trap)』(1998年米公開)の大ヒットにより若干11歳でハリウッドの名声を手にいれたリンジーも現在33歳、近年は海外のリアリティ番組や映画に出演するなど細々と活動している。

「今年は米国で女優業を本格的に再開する予定」と意欲を見せるリンジーのためにも、両親はいい加減“子役スターの親”という過去の栄華をきっぱり捨て去り、娘に迷惑をかけないようにすることが一番の“子孝行”となるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 c.emma

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト