株式会社LIXILは、安心して長く住み続けられるリノベーション住宅の普及促進に向けて、SW(スーパーウォール)加盟店の田村産業株式会社(福島県田村市)と協働で、“人生を楽しむ”をコンセプトとした最先端リノベーション住宅「福島実証棟」を2020年2月に開設しました。
 本施設は、築26年の中古戸建て住宅に「SW工法リフォーム」を用いて、一般的な新築住宅以上の断熱性能を実現したリノベーション住宅です。さらに、断熱性能だけでなく、最新のIoT技術の採用や、「耐震」性能を向上させるリフォームも施し、ZEH(※1)×IoT×レジリエンスで、安心して長く住み続けられる、快適・便利・安全な“これからの住まい”を提案します。
※1 ZEH基準以上の外皮性能および快適な空間を実現する省エネ化がはかられた住宅の意味として使用

 この実証棟では、共働き若年世帯をターゲットとして想定し、リノベーションを実施しました。まず、家電や建材など生活のあらゆるものがIoT技術でトータルにつながるIoTホームLink「Life Assist」を搭載することで、毎日の家事の負担を軽減します。スマートスピーカーによる音声操作、見守り・防犯、さらにはシーンに合わせた照明の色・明るさの自動制御などが可能になり、これまで以上に快適・便利な暮らしを実現します。

 また、新開発の断熱改修工法「SW工法リフォーム」を採用し、一般的な新築住宅以上の高い断熱性能(ZEH基準の外皮性能を超えるHEAT20 G1レベル(※2))を実現しました。既存住宅の外側に高性能な付加断熱パネルと金属サイディングを取り付けたほか、天井・床断熱、換気、開口部の改修も合わせて行い、室内温度差の少ない健康で快適な暮らしを提案します。夏場でも外付日よけ「スタイルシェード」と組み合わせることで、強い日差しをカットし室内温度の上昇を抑えられるので、一年中を通して快適に暮らすことができます。
※2 居住者の健康維持と快適性向上を主目的として民間団体・有識者で設立された委員会(HEAT20:「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」)で定めた断熱性能水準

 さらに、耐震リフォーム工法「アラテクト」を活用した耐震補強、軽量で建物への負担が少ない天然石付き鋼板屋根材「Tルーフ」への葺替え、防災備蓄食材を収納したパントリーを設けるなど、安心・安全な住まいとなっています。

 このようにLIXILでは、高い断熱性能の実現による快適性と、IoTとの連携による便利な暮らし、その暮らしを支えるレジリエンスによって、“人生をもっと楽しむ”豊かな暮らしを提案しています。また、今回の実証棟をはじめ、リノベーション住宅でコストを抑えた魅力ある住まいを提案することで、住宅一次取得者層の住宅購入における選択肢を広げていきます。

 なお本物件は、約1年間モデルハウスとして公開し、ノウハウの提供や地域の情報発信として活用します。また、室内の温熱環境などの検証も同時に行い、安心して長く住み続けられるストック住宅の普及促進に向けて貢献していきます。

配信元企業:株式会社LIXIL

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