鏡の前で自分の舌をまじまじと見たことはありますか?東洋医学では「舌は内臓の鏡」といわれており、身体の調子を判断する手がかりとして、舌を見る「舌診(ぜっしん)」を取り入れています。

ここでは簡単な舌診断の方法をご紹介します。ご自身の身体の調子を舌でチェックしてみましょう。

■舌診とは


東洋医学の診察方法は、大きく4つに分けられます。視覚によって情報収集する「望診(ぼうしん)」、患者が発する音と臭いを捉える「聞診(ぶんしん)」、患者から症状や体質を聞き出す「問診(もんしん)」、患者に直接触れて判断する「 切診(せっしん)」を総称して「四診(ししん)」と呼びます。

望診のうち、重要な位置を占めるのが舌診です。舌の形や色、苔の状態を観察して、体調を判断します。

舌の部位は五臓六腑と関係が深く、舌先は心・肺、舌中央は脾・胃、舌の両ふちは肝・胆、舌の奥は腎とつながっていると考えられています。

したがって、各部位の状態を診ることが不調を知る手がかりとなるわけです。

・今すぐ読みたい→
歯科医師が伝えたい!コロナウィルス流行前に知っておきたい対策(https://cocokara-next.com/lifestyle/measures-of-coronavirus/)

■健康な舌の状態とは

正常な舌は、厚ぼったくなければ薄っぺらでもなく、適度な厚みとうるおいがあります。淡い紅色をしていて、うっすらと白色の苔があり、舌の色が透けて見えるのが理想です。

■舌で体調チェックしてみよう

鏡の前で舌の状態をチェックしてみましょう。起床後、朝食を食べる前に行うのがおすすめです。

チェックポイント1:舌の色
舌の色は血液の流れを反映しています。ピンク色よりも白っぽかったり、青や紫色に見えたりする場合は、血の巡りが滞って、身体が冷えている可能性があります。

反対に、赤すぎる舌は、身体が熱でのぼせている状態を示しています。原因として、風邪などによる発熱、食べ過ぎ、過剰なストレスなどが考えられるでしょう。

チェックポイント2:舌の厚さ
舌が厚ぼったく腫れぼったいのは、代謝が低下して余剰水分が溜まり、むくみが発生している状態です。

一方、舌が薄く痩せている場合、東洋医学でいうところの「気(エネルギー)・血(血液)・水(リンパ液などの体液)」が不足しているかもしれません。

チェックポイント3:舌苔(ぜったい)の状態
舌全体が白く厚ぼったい苔で覆われている状態は、水分代謝の低下を意味しています。胃腸が弱っている可能性があります。苔がほとんどない、もしくは部分的にないのであれば、エネルギー不足が考えられます。

まれに、舌苔が白から黄色、黒色へと変化する場合がありますが、内臓のトラブルを示すサインかもしれません。気になることがあれば、医師に相談してみましょう。

舌の状態は体調により日々変化します。舌チェックの習慣を取り入れて、健康管理にお役立てください。

【参考】
仙頭 正四郎(監修)(2018)『最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ』 西東社

「けんこうフィットNEWS – 健康にまつわる情報がぎゅっとつまった楽しく読める無料のアプリです。(https://www.nas-club.co.jp/kenkofitnews/」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

・今すぐ読みたい→
歯科医師が伝えたい!コロナウィルス流行前に知っておきたい対策(https://cocokara-next.com/lifestyle/measures-of-coronavirus/)

舌で健康チェック!「舌診」って知ってる?