スマートフォンは21世紀でも特筆すべき発明でした。多くの人はスマートフォンの利便性や多機能性に魅了されています。
それゆえに、依存性は高く、スマートフォン中毒に陥っている人は多いでしょう。
宇宙エンジニアであるジャスティン・ハウプト氏は、「スマホ中毒の解毒剤」として黒電話式携帯を開発しました。
新しい携帯は、昔の黒電話の特徴である「回転ダイヤル式」です。一見、不便な携帯に思えますが、現代においては様々なメリットがあります。
黒電話式携帯の詳細は2月10日、ハウプト氏のサイトである「Justine Haupt」で公開されました。
http://justine-haupt.com/rotarycellphone/
懐かしい?黒電話式携帯
ユーザーは該当する番号の穴に指を入れて、プラスチックダイヤルを金属クリップに達するまで回して放します。この一連の作業で1つの数字を確定できます。
連絡先の電話番号すべてを入力するためには、この手順を10回ほど繰り返すことになるでしょう。
スマートフォン画面のワンタッチ電話に慣れた人にとって、この作業は面倒に思えるでしょう。しかし、ハウンプト氏は、それも必要だと感じています。
私たちは自分が誰の番号をダイヤルしているか、もっと考えるべきとのこと。この黒電話式携帯であれば、鞄やポケットの中で誤発信してしまうこともないでしょう。
黒電話式携帯には新しい要素も含まれており、よく電話する相手の電話番号は1つの物理キーに保存できます。
コンパクトサイズでポケットに収まり、バッテリーは24時間持続します。
シンプルな携帯は私たちを中毒から解放する
黒電話式携帯はオープンソースとなっています。すべてが公開・共有されているので、ノウハウを持っている人であれば誰でも作り上げることができます。
すべてが公開されているからこそ、利用者にとってブラックボックスのようなスマートフォンよりも、安心して利用できます。
ハウンプト氏は「黒電話式携帯は見せかけの作品ではありません。私の意図は、メインの電話としての使用です」と述べています。
自身のスマートフォンを黒電話式携帯に置き換えることで、SNSやメールなどから解放されるでしょう。
彼女は自分のために黒電話式携帯を開発しましたが、現代のスマートフォン中毒者にとっては必要な「最新機種」なのかもしれません。
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