16日に行われたプレミアリーグ第26節のアストン・ビラvsトッテナム。最後まで息をのむ展開となったが、その裏であの師弟コンビが再会を果たしていた。

オウンゴールによるアストン・ビラの先制から、一度逆転したトッテナムが再び同点とされる白熱した内容なったこの一戦。最終的に、相手のセンターバックのミスに助けられる形でMFソン・フンミンが決勝ゴールを挙げたトッテナムが2-3で勝利を収めた。

そんなシーソーゲームの裏で、数年ぶりに再会を果たした2人がいた。ジョゼ・モウリーニョジョン・テリーだ。チェルシーで長らく監督と選手という師弟関係にあった彼らが初めて出会ったのはモウリーニョチェルシー指揮官に就任した2004年。その後モウリーニョ監督は2度、チェルシーを率いることになるのだが、ジョン・テリーはその中で3度のプレミアリーグ優勝を果たしている。

現在言わずもがなモウリーニョトッテナム指揮官ジョン・テリーは2018年の引退後、現役最後のクラブとなったアストン・ビラでコーチを務めている。チェルシーでの2度目のモウリーニョ体制が終わった2015年以降、2人は2016-17シーズンにマンチェスター・ユナイテッド指揮官と、チェルシー選手という立場で対峙。だが、監督と選手という枠を超えてピッチ上で出会ったのは今回が初めてだった。

後ろからテリーに気づいたモウリーニョ監督は、「おい、ジョン!」と言うように話しかけると、2人は抱き合い、いくつか言葉を交わしていた。その後、キックオフ直前にもベンチに座っていたモウリーニョ監督の下にテリーは挨拶に行っていたようだ。

恩師の後を追うように自身もまた指導者の道を歩み始めたテリー。いつか、監督同士でしのぎを削る姿は見られるのだろうか。

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