俳優の萩原利久さんが時代劇に初挑戦する、テレビ大阪の連続ドラマ「大江戸スチームパンク」(毎週土曜 前1:26、放送中)。同作は、大江戸の町の鍛冶屋で修行中の佑太(萩原さん)はある日、蒸気風呂我慢大会で発明家・平賀源内六角精児さん)と出会い、着た者の力を数十倍にまで高める「蒸気甲冑(かっちゅう)」をもらいます。一方、大江戸に天草四郎(袴田吉彦さん)率いる秘密結社シマヴァランの手が忍び寄り…江戸と似ているようで違う“大江戸”を舞台にしたSFコメディー時代劇です。

 オトナンサー編集部では、萩原さんにインタビューを実施。現場の様子や撮影の苦労、普段のリフレッシュ方法などを聞きました。

真剣な顔をすればするほど面白く

Q.今回はどのような現場でしたか。

萩原さん(以下敬称略)「発見することが多い現場でした。台本に書いていない小道具が現場にたくさんありました。現場で見ると、自分が想像していたものを軽く超えてくるシチュエーションが多くて、そういう意味で現場での発見が多かったです」

Q.甲冑のデザインも見るまで分かりませんね。

萩原「甲冑の色も台本には書いていませんでした。また、平賀と天草の部屋はとても凝っています。ドラマ本編ではフィーチャーされない美術品や、衣装の細部までも作り込まれているので、現場で見て楽しんでいました」

Q.これまで、シリアスな役が多かったですが今回ははじけています。

萩原「真剣になるシチュエーションもありましたが、シリアスシーンでも面白くなってしまうことが多かったです。人がさらわれるシーンもみんなおかしいし、真剣に助けようとしているのに、ビジュアルの影響もあったりして、みんなが真剣な顔をすればするほど面白くなりました」

Q.撮影していて大変だったことは。

萩原「甲冑の重さとカメムシですね。すごく多かったんですよ。独特の臭いがするたび、『踏んだのは誰だ』という空気になるほどでした。東京に戻って一番感じたのは、カメムシがいないことです(笑)

Q.役作りはどんなことをされましたか。

萩原「佑太って、濃いキャラが多い中で一番人間味があるキャラで、自分の中での佑太のテーマは『少年漫画の主人公』です。弱音も吐くし、そもそも弱いし、振り回されっ放しですが真っすぐで芯があります。そういう意味で、自分の作ったテーマとバッチリ合っていました。

佑太は甲冑の着脱を含め、周りに人がいないと何もできません。そこも現実とリンクしていて、甲冑は僕だけでは脱げないので、スタッフさんが脱がせてくれたり、着せたりしてくれました。

そういう意味で、佑太が周りの人たちに支えられながら、困っている人たちを助けていくシチュエーションマッチしていた気がしました。そこが佑太を作っていく上で大きかったです」

Q.今回、一番の挑戦はどんなことでしたか。

萩原「本格的なコメディーは初めてだし、時代劇も初めてでした。でも一番はヒーローになることですね。ヒーローへの憧れは、男の子は一度は通ってきているんじゃないかなと思います。仮面ライダーみたいな遠い存在のヒーローにはなれないけど、身近にいるヒーローになることを目指しました」

Q.普段、リフレッシュにしていることを教えてください。

萩原「寝るにつきます(笑)寝付きの早さは自信があります。でも、寝起きの悪さは笑えないです。ロングスリーパーなんで、何もしないと12時間くらい寝てしまいます。8時間くらいだと目覚ましで起きられますが、それ未満だと寝起きは最悪です」

Q.20代の間に挑戦してみたい役はありますか。

萩原「10代は学生役が多かったので、刑事やビジネスマン、大人じゃないとできない役を演じたいです。医者も演じたいです。セリフは大変そうですが、専門用語を使うのは楽しそうですね」

Q.萩原さんの俳優としての武器は何でしょうか。

萩原「ハマると抜け出せないくらいハマるんですよ。根が飽き性なので、興味のないものだと続かないんですが、これだけ続いているのは芝居くらいですね。ハマるとずっとそれ中心に生活します。長所であり短所でもありますが、長所でいうと武器だと思います」

 連続ドラマ「大江戸スチームパンク」はテレビ大阪で放送中。放送後、TSUTAYAプレミアムで配信。

オトナンサー編集部

萩原利久さん