― 連載・現役コンサルタントシンプル仕事術 ―

 こんにちは、Shinです。今日のテーマは「“努力しているのに結果が出ない”を解決する、とある思考法」です。

ビジネス 疲れ
※画像はイメージです(以下、同じ)
 ぼくは新人時代に全然仕事の実力がつかず、上司に怒られ続ける毎日でした。なんとかその状況を抜け出したくて、いろんな本を読んだり、英語の勉強をしたり、資格取得をしてみたり、とにかくいろんなことをしていました。

努力してもなぜか成果につながらない

 しかし、そうやっていろんな努力をしていても、仕事の成果は上がりませんでした。むしろ、日々疲れがたまっていってしまい、逆にパフォーマンスが下がったようにも感じていました。

 このときのぼくと同じような状況に、今現在陥っている人は少なくないと思います。

 手当たり次第にいろんな勉強をしたり、本を読んだりするものの、仕事の成果が跳ねることはなく、「どうせ自分は何をやってもダメなんだ……」という絶望感にとらわれてしまうのです。

 なぜこのような状況になってしまうのでしょうか。自分では頑張っているつもりなだけで、本当は頑張りが足りていないのでしょうか。

成果に直結する行動を「選択」する

ビジネス

  そんなことはありません。頑張り自体はもう十二分に足りています。そうではなく、足りていないのは「選択と集中」なのです。

 どんなにモチベーションが高い人でも、1日は24時間しかないですし、体力にも限界があります。多くのことに時間や体力を投入していると、活動ひとつあたりの密度が下がっていってしまいます。結果として「なんかいつも忙しそうだけど特に結果は出ていない人」になってしまいます。

 そうならないために大事なこととして、まずは「選択」が必要になります。

 ぼくは漠然とした不安感にとらわれてビジネス書をたくさん読んだり、英語の勉強をしたりしていましたが、「果たしてそれがどれだけ仕事の成果に直結する活動なのか?」という論点に関しては、ほとんど考えていませんでした。

選択をしたら、それだけに「集中」する

 仕事の成果を上げたいのならば、「仕事の成果とは何か?」「成果が出せない根本原因は何か?」「その原因を一気に解決できるやり方は何か?」と自分自身に問いかけ、効果がある活動を選択する必要があるのです。

 さらに、選択をしたら「それだけに集中する」というのも重要です。

 かつての上司の言葉で、「やったほうがいいことは無限にある。本当にやるべきことだけに集中せよ」というものがあります。彼はいつも余裕があり、ラクラク仕事をこなしていました。その仕事の秘訣を聞いたときに、先ほどのコメントをもらいました。

焦る前に、自分に問いてみる

ビジネスマンの横顔

 ぼくらはどうしてもいろんなことをやりたくなってしまいます。やれることがあるならば、とりあえずやってみたほうがモノゴトが前に進む感じがするからです。

 しかし、実はそれは正しいやり方ではありません。まず「仕事の成果に直結する行動は何か?」と自身に問い、選択し、成果が出るまでそれだけをやり続ける、それこそがあなたがすべき行動なのです。

 ぼく自身、この思考法はとても大事にしています。

 社会人経験を積むにつれて、やったほうがいいことは無限に増えていきます。さらに、「デジタル社会についていける人材とは」というコラムやビジネス書もあふれており、「やばい、もっともっといろいろやらないと」と焦ることもあるでしょう。

 しかし、本当に大事なのは「本来すべき行動を選択し、それだけに集中すること」なのです。

 ぜひ明日からの仕事に活かしてみてくださいね

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TEXTShin

【Shin】

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中。bizSPA!フレッシュでの連載は毎週月曜更新

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