ダメかわいいニート女子の日常コメディを描いた漫画『ニー子はつらいよ』でも知られるアルデヒド先生の新作、『謎解き男子に恋する乙女の話』が、ユーザー漫画としてニコニコ漫画にて連載中です。
謎解き好きな男子の気を引くために、暗号めいた告白をする女子の想いは無事届くのか!?
甘酸っぱいラブコメを楽しめるうえに頭の体操にもなる、一度で二度おいしい本作にご注目ください！
人生初の告白に挑んだ乙女の誤算
主人公の荒波 舞（あらなみ まい）は、ショートカットが大変かわいらしい女の子。
彼女はこの日、意中の男子に人生初の告白をします。
放課後のだれもいなくなった教室で、「これ……受け取って！」とラブレターらしき手紙を差し出す舞。
なんともロマンチックな雰囲気のなか、お相手の男子がその手紙を開いてみると……。
中には謎の暗号文が。なるほど、つまりこれを解読すると恋のメッセージが浮かび上がるということか。
じつは舞が恋する徳野大輔くんは、謎解きが大好きな男の子。告白を暗号形式にしたのも彼の頭脳を見込んでのことなのでしょう。
「興味のあるもので気を引こうとする自分が情けない……」とモジモジする舞が、なんともいじらしくてたまりません。
……しかし10分後、そこには未だに解読に苦戦中の徳野くんの姿が！ 右目に光る“いかにも”なモノクルは伊達だったのか!?
難問を前に「やってくれるじゃないか荒波……！」と興奮気味の彼に対し、「やってくれたのはあんただよ！」と気が気じゃない舞。
さらには成り行きで、自身がしたためた恋の暗号文を彼といっしょに解くことになってしまい……果たして舞の恋のゆくえやいかに!?
徳野くんの察しの悪さが底知れない
“好き”と“得意”は必ずしも一致しないということを、身を持って教えてくれた徳野くん。
生まれて初めての告白がまさかの羞恥プレイと化してしまった舞でしたが、彼女の受難はまだまだ続きます。
さて、“掛久八嘉久描”と書かれたこちらの暗号。矢印はすぐ上の漢字に対応しており、読みは1文字あたり1音というルールのようでした。
舞が耐えかねず出したヒントも助けになり、徳野くんは“矢印の方向をもとに漢字の中からカタカナを拾っていく”という解法をひらめいた模様。
そして、そんな彼のなんとも晴れやかな表情を見て心の中で悶絶する舞。これも惚れた弱みというヤツでしょうか。
何はともあれ、後は導き出したカタカナを解答欄に当てはめていくだけ。4文字目にのみ濁点が付き、“トクノガスキ”という文が浮かび上がります。
回りくどい告白だったながらも、最後にはド直球な恋のメッセージを伝えた舞のがんばりに乾杯。
洞察力の低い徳野くんもさすがに想いを察したようで、真っ赤になって顔を覆う彼女のそばに歩み寄り……。
「謎を解くのが好きなら最初からそう言えよー！」って、違う違う！ そうじゃない!!
紛らわしい名字なのも一因とはいえ、これほど察しが悪いとなるとそもそも舞は彼から微塵も意識されていなかったと思うほかなく。
恥ずかしいやら悔しいやらで、ついに舞の表情にも怒りの色が……！
純情一途な舞の想いは届くのか……!?
告白が無残な結果に終わった悔しさから、彼女は鮮やかなフォームで右腕を振り抜き「解答を間違えた罰……」とハイライトの消えた目で徳野くんを見下ろします。
舞が彼に投げつけたのは、新たな謎解きが記された手紙。彼女によると、「今のアンタにはその謎がお似合いだよ！」とのこと。
きっと人生初の告白に備えて、舞はいろいろと用意してきていたのでしょう。なぜこれほどの想いが徳野くんに届かないのか……。
可憐で健気で一途な舞が報われるためにも、いつか徳野くんが彼女の乙女心を解き明かしてくれることを願ってやみません。
ちなみに、追加の暗号の内容は“場所の始まり”、“ダーツの中心”、“初夏の終わり”を手がかりとする3文字の言葉。
これが解読できれば、舞の彼に対する精一杯の負け惜しみとなるものの……どうやらこれさえも不発に終わってしまう予感。
「絶対意識させて解らせてやるんだから……！」と改めて決意する舞でしたが、彼女の恋路は険しいものになりそうです。
そんなわけで、今後も徳野くんと舞の密かな想いがこもった謎解き合戦は続いていきます。
彼のように謎解きが好きなのになかなか解けないという方も、ニコニコ漫画で読めばコメント欄の賢者たちが助けてくれるのがうれしいところ。
ぜひ作品ページにて、コメントの表示・非表示を切り替えつつ、つぎなる謎と恋のゆくえをチェックしてみてください！
（画像はニコニコ漫画『謎解き男子に恋する乙女の話』より）
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