新型肺炎コロナウィルス感染者は増え続けるなか、不要不急の中国への渡航が控えられ、国内大型イベントを自粛する動きが出てきた。しかし、国際マラソンなど大型のマラソンイベントは冬に開催されることが多く、新型肺炎の患者が増え始めている一方でマラソンベストシーズンのいま、各地でマラソン大会が開催されたことを、16日、中国メディア搜狐が紹介した。

 記事によると、新型肺炎の患者数が現時点では中国に次いで高い日本は、ウィルスによる国内初の死者が出た。病院に勤務する医者も感染し、また感染経路不明の患者もいるほどウィルスが猛威を振るうなか、15日、日本国内では11箇所以上で大型のマラソン大会が開催された。

 これらのマラソン大会は東京や横浜、大阪、九州など全国各地で開かれ、合わせておよそ1万9千人が参加したとみられる。そしてマラソン主催側は、咳や発熱などの症状のある人は参加辞退するよう呼びかけ、消毒液や医療ブースを各地に配備し、ランナーと運営者にマスクを配布する試合も見られた。しかしウィルスの感染が広がっているこの時期に、マラソン大会を開催することを快く思わない意見も出ていると、筆者は紹介した。

 間もなく迎えようとしている東京マラソンについても、主催側は中国からの選手の参加辞退を呼びかけていると同時に、大会の縮小、また取り辞めも視野に検討しているところだ。大型イベントの開催を暫く見送るこで、感染の拡大を少しでも止められればと思う。(編集担当:三宅真)(イメージ写真提供:123RF)

開催に踏みきったマラソン大会、新型肺炎の影響最中で=中国メディア