エンジニアの方の”あるかもしれない”日常風景をデフォルメしてコメディタッチに描く本連載「エンジニアあるある」。さて、今回はどんな風景なのでしょうか...

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エンジニアは非エンジニアの人にプレゼントを贈るのが苦手です。何を贈ったらいいのかわからないわけではありません。「家族 プレゼント おすすめ」で検索をしてみれば、「家族に喜ばれるプレゼントランキング2020年最新版】」などという情報がいくらでも見つかるからです。

それを見て、あとはアマゾンで購入すればいいだけの話ですが、それでは、誰が贈ったのかわからないプレゼントになってしまいます。できることなら、自分らしいプレゼントを贈りたい。それが友人や家族に対する誠実さでもある。考え方としては間違っていませんが、これが墓穴を掘ることになるのです。

エンジニアが「自分らしいプレゼント」を選ぶとなると、どうしても電子機器になってしまいます。自分の興味と相手が喜ぶ重なりという狭い範囲で選ぶことになるので、プレゼントには相応しくないものになりがちです。例えば、ピンク色モバイルバッテリー中国製のスマートウォッチ、熱と振動でかゆみを止める電子スティックおしゃれスマホワイヤレス充電器あたりになりがちです。

確かに便利なグッズで、もらってありがたいものですが、思い出になるようなものではありません。しかも、贈った後に「どう?どう?」と使い心地をしつこく尋ねられます。消費者モニターと間違えているのではないかと思うほどです。それだけではなく、「ちょっと貸して」と言ってはいじったり、設定を変えたりしようとします。自分が使いたいのか、相手に使ってほしいのかよくわかりません。

でも、「そんなに使いたいのだったら、あげる」という言葉だけは口にしてはいけません。自分の興味とあなたの趣味をその人なりに考えた結果なのですから。その努力こそが贈り物なのだと考えるようにしてください。

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(イラスト:ConChan)

「エンジニアあるある」第47回家族や友人の誕生日に、ついデジタル製品を買ってしまう。