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2月10日に発売された声優総合情報誌『声優グランプリ』の名物付録『声優名鑑』が話題になっている。

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『声優名鑑』は今から19年前の2001年に初めて同誌の付録になったが、当時、女性の掲載人数はわずか225名だった。しかし、令和最初になる今回の名鑑では『女性編』の掲載人数が907名に達しており、読者から驚きの声が上がった。

ネット上では、

《若い子の夢を聞くと〝声優〟というやつ多いよね。そりゃ人数も増えるわけだ》
《昔に比べて4倍以上の増加か。すごいな
《声優が紅白に出る時代だからね。若い子の憧れなんだろう》
《毎年楽しみにしているが、年々付録が厚くなっていくよね》

など、大きな反響を呼んでいる。

しかし、一方で、市場規模の小さい声優業界に、多くの女性声優希望者が集まっていることを危惧する声もある。

おいおい、こんなに声優の需要あるのか? 若いやつはよく考えて職業選べよ》
《この名鑑に載っていない予備軍はさらに多いことだろう。みんなアフォとしかいいようがないなw》
《どんだけ声優に夢持ってるんだろうか。仕事があるのなんてほんの数十人しかいないぞ》

 

希望者殺到“声優界”にベテランが警鐘…「憧れだけではどうにもならない」

商売として成り立っていない

「若い女性のなりたい職業の中で、声優はかなりポイントが高いですね。特に幼少期から日常的にアニメを見てきた人は憧れも強いのでしょう。実際、声優の専門学校への入学希望者も年々増加しており、学校側もさまざまなコースやカリキュラムを用意していますが、現実は声優事務所に所属できるのはごくわずか。大学と違い卒業しても何のアドバンテージもありませんから、ある意味、バクチみたいなもんです。むしろ、俳優を目指した方がまだ成功する可能性は高いかもしれませんね」(業界関係者)

実際、多くの声優が仕事にあぶれているのが現状だという。大御所声優の大塚明夫は「1960年代は、50しかない椅子に50人の役者が余らず座っているような状態で、声優なんてのは売れない役者の成れの果てだと見なされていた」と発言しているが、現在は300の椅子を1万人以上の声優が奪い合っているのだとか。

「結局、憧れだけではどうにもならないということです。仕事を得るため、若い女性声優の間では公然と〝枕営業〟がまん延しており、しかも、身体を張っても、きちんとした仕事にありつけるのはごくわずか。もはや肝心の声だけではなく、アイドル並みの容姿を持っている女性ですら、ままならないのが現状です」(同・関係者)

前出の大塚明夫は「こんなに商売として成り立っていないものを、安易に将来の職業として選ぶのは危険です。即刻やめた方がいい」とメディアの取材に答え、声優希望者に警鐘を鳴らしている。

エンタテインメントの世界は、やはり大変だ。

 

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