台湾・高雄市塩テイ区で、20歳の男子大学生が一人暮らしをしていた集合住宅の5階から転落死する事故があった。この大学生は家の鍵を忘れたため、屋上から最上階の5階自宅へ外壁を伝って降りようとしたところ転落したとみられている。『自由時報』『TVBS新聞網』などが伝えた。

事故があったのは、15日深夜1時頃。歩道に男性が血を流して倒れていると警察に通報があった。しかし警察官と消防隊員が駆けつけた時に男性はすでに心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。

警察の調べによれば、亡くなったのは近くの大学に通う一人暮らしの男子大学生だった。当日は深夜0時頃に屋上でたばこを吸った後、家の鍵を持ってこなかったことに気付いたようだ。彼の家のドアは内側からは自由に開けられるが、外側からは鍵がないと開けられないタイプだった。

男子大学生は携帯電話で大家にメールを送り「家に入れない」と助けを求めたが、大家は夜10時過ぎに就寝しており、メールには気付かなかったという。

その後、男子大学生が屋上でたばこを吸っているのを見たという近隣住民の目撃証言などから、警察は彼がたばこを吸いに屋上へ向かったものの鍵を忘れて家に入れなくなったため、屋上から5階の壁に設置されたエアコン室外機の設置台に降りて窓から家に入ろうとしたが、その際に足を滑らせて転落したものとみている。ただ遺族は警察の見解を受け入れられずにいるようで、警察では詳しい死因についてさらに調べを進めるとしている。

画像は『TVBS新聞網 2020年2月15日付「忘帶鑰匙攀爬回家 男子6樓高墜地身亡」(圖/TVBS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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