2月16日放送の「林先生の初耳学」(TBS系)に、俳優の岩永徹也が登場。薬学部卒の“薬フリーク”として、薬の黒歴史を解説した。

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■ 頭痛薬の代わりに“焼きごて”!?

仮面ライダーエグゼイド」(2016-2017年、テレビ朝日系)に檀黎斗/仮面ライダーゲンム役で出演した人気俳優の岩永。

その一方で、IQは驚異の約150で、人類の上位2%のIQを持つ人しか入れないMENSAの会員でもある。さらに、薬学部出身で薬剤師の資格も持っており、薬に関する幅広い知識は芸能界イチだという。薬に関する歴史にも精通しており、今回スタジオで“歴史に残る恐怖の処方せん”を披露した。

15世紀ごろには頭痛薬の代わりにこめかみを焼きごてで焼くという荒療治が実際に行われ、そのほかにも16~19世紀の欧米などでは便秘薬をはじめ万能薬として水銀が飲まれ、19世紀ごろにヨーロッパで傷薬や美白クリームとしてヒ素が使われていたという。

「毒」である水銀を飲むと消化器官が機能しなくなり、同じく「毒」であるヒ素を身体に塗ったり体内に取り込むと、その部分が壊死してしまう。決して真似してはいけない超危険行為だが、それが200年ほど前までは実際に行われていたというから驚きだ。

すると岩永の解説に触発され、MCの林修も「今だったら絶対飲まないようなものも成分がよくわからないから飲んでた例ってたくさんありますもんね」と発言。古代中国で“不老不死の薬”として流行した五石散に関する知識を語り出した。

「いろんな石をすりつぶして飲んで、身体が熱くなると効くけど、もし熱が出ないと死んでしまう。五石散を飲んで熱を出すためには歩かなきゃいけない、ということで歩き回った。五石“散”を飲んで“歩”いたことからできた言葉が“散歩”ですね。おあとがよろしいようで」とキレイにまとめた林に、スタジオ中から「えーー!」「そうなんだ!」と驚きの声が続出。

SNSでは視聴者も「散歩の語源ってそうなんだ!初耳だった」「林先生が雑学ぶっこんできて面白い!」「五石散の散歩ネタは三国志好きには有名な話!」など盛り上がりを見せていた。

次回の「林先生の初耳学」は2月23日に放送する。町中華の名店を見分ける絶品“かた焼きそば”不動のトップ3を特集するほか、フリーペーパーフリーク芸人が登場する。また、“サッカー代表選手が憧れる世界で唯一の仕事”を中島健人が解説する。(ザテレビジョン

林修と“初耳コンシェルジュ”役の大政絢