マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWラヒーム・スターリング(25)の代理人が選手のクラブに対する忠誠心を口にした。イギリスデイリー・メール』が報じた。

以前からファイナンシャルフェアプレー(FFP)の件で嫌疑がかけられたシティ。欧州サッカー連盟(UEFA)は14日、そのシティに来シーズンから2年間の同連盟主催大会出場禁止処分と、3000万ユーロ(約35億7000万円)の罰金処分を科した。

それを受け、すぐさまスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申立てに動いたシティだが、プレミアリーグから勝ち点剥奪や、リーグ2(イングランド4部相当)降格の処分が下る可能性のほか、主力流失の恐れなどネガティブな話題が相次いでいる。

その主力流失の憶測に派生して、スターリングを巡っては先日の一部メディアにより、レアル・マドリーがシティの欧州締め出し処分を受けて、今夏に1億8000万ポンド(約257億7000万円)の巨額を投じて獲得に乗り出す可能性がにわかに浮上した。

しかし、スターリングの代理人を務めるエイディ・ウォード氏は16日、イギリス『Sportsmail』に「ラヒームの焦点はマンチェスター・シティのことのみ。現段階でどんなクラブの移籍話にも注意が向くことなどない」と語ったという。

スターリングは2015年夏、リバプールからシティに移籍。2016年夏から師事を仰ぐジョゼップ・グアルディオラ監督の下でさらなる成長を遂げ、今シーズンも主力として、ここまで公式戦35試合20得点6アシストの活躍を披露している。

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