日本では若者の自動車離れが進んでいると言われるが、中国では自動車の購入に意欲的な若者が多い。中国メディアの今日頭条は14日、日本の若者が自動車の購入に積極的ではない理由を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人にとっての自動車は「移動の道具」であると同時に「高級なおもちゃ」であり、さらに「地位と身分を証明するツール」でもあると紹介。ステータスの意味合いが強いため、経済力さえあれば誰もが良い車を所有したいと思っているのだと紹介した。

 しかし、日本では感覚が違うと言えるだろう。日本の自動車価格は中国よりも安いにも関わらず自動車の販売台数は減少している。その理由について記事は、「自動車があると生活が面倒になる」ためと分析。公共の交通機関が充実している都会では自動車がなくても生活でき、「車庫法」により駐車場がなければ自動車を購入できないと規定されているが、駐車場は費用が高いと指摘している。中国では自動車を購入しても駐車場が足りないか、あっても高すぎるので路上駐車が増えて社会問題になっている。車庫法が施行される前の日本と似ていると言えるだろう。

 そのうえで記事は、日本で自動車を購入するのは主に地方に住んでいる人だと紹介。公共交通機関が都会ほど整備されていないため、一家に4台も5台も車があるほどと伝えた。生活の足としては軽自動車が好まれ、高級車は「政治家」や「成金」が乗るものだと紹介している。ちなみに、政治家の乗っている自動車に国産車が多いことに着目し、「愛国心」をアピールしたいのかもしれないと推測しているが、これは中国人らしい発想と言えそうだ。

 自動車に対する見方は、日本と中国とでは随分と感覚が違うようである。記事に対して、「中国の若者も将来はそうなるのでは」という意見が寄せられたほか、日本のような「車庫法は必要だ」と感心する人も見られた。近年は、経済成長の鈍化の影響で、中国でも自動車販売台数は減少しており、現在の新型肺炎の問題で中国経済がさらなる打撃を受けることは必至だ。中国人自動車購買意欲にも大きな影響を与えることになるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国人は誰もが良い車に乗りたいと思うのに! なぜ日本人は車の購入に積極的じゃないの?=中国