春の到来につれてやってくる花粉症。少しでも軽く済ませたいですよね。そこで、積極的にとっていきたい栄養素を紹介します。


●免疫の過剰反応で体がつらくなる
鼻がムズムズしたり目がかゆい理由は免疫。通常、ウイルスや細菌を敵とみなし、鼻水や咳などで体外に出すように働きますが、花粉までも敵とみなすの花粉症。頭痛やかゆみが起こる人もいるといわれます。

症状を和らげるためには、まずは免疫機能を整えるビタミンB6を。炎症やかゆみを抑えるビタミンCも勧められています。腸が免疫機能にかかわっているため、乳酸菌など腸内環境をよくする食べ物も効果的。

●改善ポイント
ビタミンB6をとる
体内のタンパク質づくりに関係し、免疫を正常に。

ビタミンCをとる
活性酸素を消去して過酸化脂質の生成を抑えることで、感染症予防に効果的。つらい目のかゆみや鼻水を抑える働きがあるとされます。

③ビタミンPをとる
ビタミンCの吸収を促進。ミカン、トマト、大根などに含まれています。

乳酸菌をとる
およそ7割の免疫細胞がある腸内環境を整えるといわれています。ビタミンの産生が増えて、肌荒れやアレルギーの改善に役立つとされます。

⑤タンパク質のとりすぎに注意
免疫機能が活性化しすぎて、症状が悪化する場合があるといわれています。

・今すぐ読みたい→
花粉症だけじゃない!アレルギー性鼻炎の解消法(https://cocokara-next.com/lifestyle/method-of-eliminating-allergic-rhinitis/)

●おすすめ食材
カツオ
免疫機能を整えるビタミンB6の宝庫。フレッシュなものをとるのがおすすめ。炎症を抑えるオメガ3も豊富。

ブロッコリー
炎症をしずめてくれるビタミンCがたっぷり。茹ですぎるとビタミン、ミネラルが半減するといわれるので気をつけましょう。

・緑茶
つらい症状を和らげるカテキンに加え、ビタミンCも多め。熱いお湯で濃いめに淹れると、カテキンが多くとれるといわれます。

手洗い、うがい、除菌、マスクなどの予防も必要ですが、食材を意識して体内から免疫力を強くしましょう!

参考文献
廣田孝子(監修)『最新版 栄養がわかる 体によく効く食材事典』,東京:凸版印刷株式会社,2014年10月9日
田中明/蒲池桂子(監修)『あたらしい栄養事典』,東京:株式会社 日本文芸社,2016年12月20日

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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