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StefanKW/pixabay

 20年前に視力を失い、長い間光が見えない世界で生活してきた男性に奇跡と呼べる出来事が起こった。交通事故に遭った後に、視力が回復したのである。

 現在、その男性は治療を受けた病院で警備員として働いており、普通に生活ができるようになったことで人生が大きく変化したと、大きな喜びを語っている。

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Po wypadku odzyskał wzrok

アレルギーの副作用で視力を失う

 ポーランドのルブシュ県ゴジュフ・ヴィエルコポルスキに暮らすヤヌシュ・ゴラジさんは、20年ほど前に重度のアレルギー副作用が原因で視力を失った。

 ヤヌシュさんの左目は完全に見えなくなり、右目はぼんやりと影と光を認識できるだけになってしまった。

 ほぼ完全な暗闇の中で生活することに馴れていたヤヌシュさんだったが、2018年交通事故に遭い、人生が大きく変わった。

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事故後、視力が奇跡的に回復


 2018年のある日、ヤヌシュさんは横断歩道を渡っている時に車にぶつかられる交通事故に遭った。

 激しい衝撃で、ヤヌシュさんは道路のアスファルトに頭を打ち付け、股関節にも損傷を与えられ、手術を要したほどの怪我を負った。

 しかし、治療と回復のために数週間入院していたヤヌシュさんがある朝起きて目を開けた時、今までと違うことに気付いた。

 影や光以上に、ものが見えるようになっていたのだ。

 事故前よりも視界がクリアになったことに驚きとショックを受けたヤヌシュさんは、そのことを医師に伝えた。しかし、医師には視力回復の原因を突き止めることができなかった。

投与されていた抗凝固剤の副作用の可能性か?

 地元メディアによると、病院の広報担当の話ではヤヌシュさんの視力は2週間以内に回復したという。

 何が原因かはわからないが、治療中にヤヌシュさんが投与されていた複数の薬の副作用によるものかもしれないと病院側は推測しているそうだ。

 この奇跡ともいえる出来事が起こったのは2018年だが、今年1月に大手サイトが取り上げたことで、ヤヌシュさんは注目を浴びた。

 今でも、ヤヌシュさんが見えるようになった原因は明らかになっていない。一部専門家は、視力回復は事故そのものとは関係がなく、治療の間に他の薬と混合された大量の抗凝固剤が原因である可能性を示唆している。

事故後の人生の変化に喜ぶヤヌシュさん

 その後、ヤヌシュさんは普通の生活を送れるようになった。現在、彼は治療を受けた病院で警備員として働いているという。

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 奇跡が起こった視力回復について、ヤヌシュさんはこのように話した。

病院のベッドに横たわっていて、再び視界に光が見えた時は感動しました。医師は原因を説明することができませんでした。

退院日、病院から出たら路上に人が歩いているのが見えました。車のナンバープレートも、電話のメッセージも読めるようになっていました。

私の人生は変わったのです。


 ヤヌシュさんは、この奇跡の謎を解決するのを助けるため、医療研究に参加することを医師らに薦められたが、拒否したということだ。

References:polsatnewなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52287879.html
 

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