日本人にとってタクシーは交通手段の1つではあるが、頻繁に利用する人はそこまで多くはないだろう。中国メディアの今日頭条は11日、タクシー料金や利用の頻度などについて、日中のタクシー事情の違いを紹介する記事を掲載した。

 日本に不慣れな中国人観光客にとって、タクシーは便利な交通手段となっているようだが、「日本のタクシーは中国とは違う点も多く、初めて利用する中国人は衝撃を受ける」と主張し、まず「日本のタクシー料金の高さには驚かされる」とした。

 日本のタクシー料金は会社や地域によって違いはあるが、「2キロメートルほどで600ー800円(40-50元)もする」と主張し、「日本のタクシーは富裕層でなければ利用できない」と述べる中国人もいると伝えた。

 一方、中国のタクシー料金は都市で異なるが「2キロメートルで340円(20元)ほど」と日本の半額以下で利用できる。また、スマホの配車アプリを利用して他人と乗り合わせにすればより安く利用可能だ。ゆえに、タクシーは学生やビジネスパーソンまで様々な人が気軽に利用できる交通手段となっている。

 このように中国と比べると日本のタクシー料金は高いとはいえ、中国人観光客はその便利さから利用することが多いとし、「なぜ日本のタクシーがこれほど高いのか」についても説明した。

 それは、「維持費と人件費が高いことと、国の政策によって料金がコントロールされている」という理由を指摘。ゆえに、中国のタクシードライバーと比べて日本のドライバーの平均給与は高いことを指摘した。

 記事の内容からすると、中国のタクシー料金は日本人にとって安く感じられるだろうが、日本のタクシーと比べると車内に清潔感はあまりなく、ぼったくりなども少なくないため、安さの理由をすぐに理解できることになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本のタクシーは高すぎる! 富裕層でなければ利用できない=中国メディア