北朝鮮朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、「白頭の革命伝統」をアピールする署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。 金正恩委員長が2019年末に開かれた労働党総会で「正面突破戦での基本は経済戦線だ」と述べた後、労働新聞などは「正面突破戦」「白頭山の攻撃精神」「白頭山精神」などのスローガンを訴えながら、国際社会の制裁に打ち勝つための経済建設を強調している。 論説は、「白頭の偉大な伝統に基づいた百折不撓の革命思想、攻撃精神によってぶつかる難局を打開し、開拓路を切り開こうとするのは朝鮮労働党の確固たる意志である」と強調した。 また、「今こそ、全人民が白頭の革命伝統の偉大さをはっきり認識し、抗日革命烈士の思想・精神と闘争気風で社会主義建設の新しい高揚期を切り開いていくべき時である」と述べた。 そのうえで、「こんにち、最上の域に上がったチュチェ朝鮮の総合的国力と戦略的地位、世人を驚嘆させる奇跡的勝利と成果は白頭の革命精神、白頭の烈風精神の底知れない生命力とけん引力の明確な証左となる」と主張した。

白頭山に登った金正恩氏(2017年12月9日付朝鮮中央通信より)