NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)のスタジオ取材会が19日、同局で行われ、主演を務める俳優の長谷川博己をはじめ、新キャストのユースケ・サンタマリア間宮祥太朗本郷奏多安藤政信が出席。長谷川は大河初出演となる4人にアドバイスを求められ、「僕はできない」と恐縮しつつも、「遠慮なく存分にやってほしい。しっかりと受けとめます」と座長としてエールをおくった。

【写真】ユースケ・サンタマリア、本郷奏多ら『麒麟がくる』新キャスト陣が役衣装で登場

 第59作目の大河ドラマとなる本作は、応仁の乱の後、無秩序の乱世をおさめようと戦国の英雄たちが登場する中、美濃の地で台頭する明智光秀の半生を描く。第18回以降は、越前を舞台に、光秀は麒麟がくる世の中を求めて孤軍奮闘する。会見では「越前編」新キャストとして、ユースケが朝倉義景役、間宮が明智左馬助役、本郷が近衛前久役、安藤が柴田勝家役、真野響子が源応尼役、ベンガルが芳仁役を演じることが発表になった。

 会見に出席した新キャスト4人は皆、大河ドラマ初出演。ユースケは、「リハーサルで何もつかめないまま本番を迎え、そのまま終わったけど、それが非常によかったみたいで、監督にも褒められたし、長谷川君もかなり充実した顔をしてた。緊張がいい方向に転んだ」と手応えを感じたことを明かし、「今後も楽しんでやりたい」とニッコリ。間宮は「所作や言葉遣いが難しい」とこぼすも、「長谷川さんにいろいろ教えていただきながら、ついていきたい」と気合十分。

 若き関白役を演じる本郷は、初出演を「うれしい」と喜び、「そうそうたる皆さんが僕に対して頭を下げてくれるのは『さぞ気持ちいいんだろうな』と思いながら楽しみにしていますが、ご迷惑をかけないよう精いっぱい演じたい」と意気込む。また、安藤は「大河ドラマを観たことがないんです」という衝撃発言と共に「だから知識が本当にない。所作など、自分だけ動きが変だったらどうしようかと思います」と不安を明かした。

 そんな4人と対峙(たいじ)する長谷川。ユースケと間宮とはすでに撮影しているが「とても楽しい」と爽やかな笑みを見せ、以前、共演経験のある本郷と安藤とは「信頼感がある。安心してできると思う」と期待。またこれまでの撮影を振り返り、「光秀は受け身で耐えしのぐ役だけど、翻弄されながらも自分でもコントロールしていると思う。これから物語は心理戦になっていくかと思いますが、個性の強い方々と楽しくそういう姿を作っていければ」と誓った。

 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』は総合テレビにて毎週日曜20時、NHK BSプレミアムにて18時、BS4Kにて9時より放送。

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』スタジオ取材会にて  クランクイン!