ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、チャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦でスプリンターとしての能力の高さを披露した。イギリス『SPORTbible』が伝えている。
ドルトムントは18日にCLラウンド16・1stレグでPSGとホームで対戦し、2-1で先勝した。同試合でチームを勝利に導く2ゴールを記録したハーランドは、10代の選手として初となる1シーズンでのCL二桁ゴールを達成した。
フットボーラーとして眩い才能を披露した19歳の怪物だが、同試合ではスプリンターとしての能力の高さも披露していたようだ。
ハーランドは前半14分にPSGのCKからロングカウンターに転じた際、圧巻のロングスプリントで相手ゴール前に到達。味方が自らフィニッシュに持ち込んだことで、その走りは無駄になってしまったが、このときのロングスプリントのタイムが驚異的だった。
『SPORTbible』が伝えるところによれば、ハーランドはロングスプリントの際に60メートルを6.64秒で走り切っており、この数字は60メートル競走の世界記録であるクリスチャン・コールマンの6.34秒(屋内記録)に迫るものだったという。
また、2018年に行われた世界室内陸上競技選手権大会の決勝戦で8位に入ったトルコ代表のエムレ・ザフェル・バーンズとほぼ同タイムだったようだ。
ちなみに陸上短距離で世界最速の男として知られるウサイン・ボルトが100メートル競走の途中計時に記録したタイムは6.31秒だ。
なお、ハーランドは幼少期にクロスカントリースキー、ハンドボール、陸上競技などさまざまなスポーツの適性を試されており、2006年には男子立幅跳で1.63メートルという5歳時の世界記録を樹立していた。
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