夏の移籍が噂され続けているマンチェスター・ユナイテッドフランス代表MFポール・ポグバ(26)だが、ユナイテッドは移籍に向けて譲歩するつもりはないようだ。『ESPN』が伝えた。

2016年夏、ユベントスからユナイテッド復帰を果たしたポグバレアル・マドリー行きの噂が加熱した昨夏、移籍の意向を示したが、最終的に実現しなかった。そうして迎えた今シーズンだが、チームの復権が進まないなかで、個人としても度重なるケガに苦慮。周囲の批判が集まり、去就に関する憶測も絶えない状況だ。

移籍の見方が強まるポグバを代理人としてフォローするのがミーノ・ライオラ氏。13日に行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグのミランvsユベントス後、ユベントス復帰説が過熱するポグバについて「彼にとって、イタリアは第二の故郷。彼はユーベに戻るとなっても悪く思わないだろう」と移籍の可能性を匂わせた。

ポグバは、ユナイテッドと2021年6月までの契約を結んでいるが、ユナイテッドは1年間の延長オプションを持っている。そのため、放出を認めざるを得ない状況になっても、一つも譲歩する気はないようだ。

ポグバの移籍金は1億5000万ポンド(約215億円)に設定されているが、ユナイテッドとしてはこの金額を下回るオファーでは売却する意思がないと決めているとのこと。バルセロナレアル・マドリー、そしてユベントスがこの移籍金を支払った上で、ポグバのサラリーも負担できるのであれば、交渉を進めるつもりのようだ。

現在は復帰に向けてリハビリを続けているポグバ。その才能には疑いの余地はないが、現在のコンディションを含めたパフォーマンスと移籍金が見合うかどうか。まずはシーズン中の復帰、そしてユーロ2020への出場が当面の目標となりそうだ。

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