漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、日本を代表するポップカルチャーの一角として、海外でも広く認知されているコスプレ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっています。

「スーパーマリオ」シリーズのキングテレサ姫に扮するraiaさん

東京・池袋東口エリアで定期的に実施している「acosta!」も、大勢のコスプレファンから支持されている人気イベントのひとつ。こちらの記事では、そんな「acosta!」を取材して見つけたコスプレイヤーの中から“ゲームのヒロイン”に扮した美女たちにクローズアップ。衣装制作でこだわったポイントなども聞いてみました。

新旧さまざまなゲームのキャラクターが集結するなか、やはり今回の「acosta!」でも、圧倒的に扮するレイヤーが多かったのは「Fate/Grand Order」。宮本武蔵をはじめ、玉藻の前、エレシュキガル、沖田総司、ブラダマンテなど、魅力的なサーヴァントが続々と駆けつけ、各所で写真撮影を楽しんでいました。

そのなかのひとり、宮本武蔵に扮する杣雪虫さんは、コスプレ衣装は毎回、武器や装飾品も含め、すべて自作で用意しているそうで、「単純に衣装を作ることが好きなんです。ただ着るだけでなく、衣装制作に費やす時間も含めて“コスプレ”だと思っているので、衣装は毎回、自分で作るようにしています。今回のコスチュームは、昨年作った衣装にアレンジを加えたもので、各パーツの造形や着物の柄を新しくしてみました」と話してくれました。

そんな「FGO」以外にも、会場には「アズールレーン」や「グランブルーファンタジー」、1月にリリースされたばかりの最新スマートフォンゲームアークナイツ」といった作品のヒロインに扮した美女たちが続々と集結。

なかには「スーパーマリオ」シリーズの擬人化キャラクター・キングテレサ姫や、2月20日に発売されたばかりの「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」のキャラクターに扮したグループもいて、それぞれが終了時間ギリギリまで、撮影や交流を楽しんでいる姿も印象的でした。

大盛況となった「acosta!」に続き、3月21日(土)~24日(火)には「AnimeJapan 2020」(東京ビッグサイトにて開催)、4月18日(土)・19日(日)には「ニコニコ超会議2020」(幕張メッセにて開催)と、コスプレが楽しめる大型イベントは今後も全国で多数開催されます(新型コロナウイルスの流行に伴い、スケジュールに変動が生じる可能性あり)。

はたしてこれらのイベントでは、どのようなコスプレに人気が集中するのか?放送中の2020年冬アニメや、これからリリースされる最新ゲームをチェックしつつ、予想するのもおもしろいかも!(WebNewtype・取材・文=ソムタム田井)

「Fate/Grand Order」の宮本武蔵に扮する杣雪虫さん