松本山雅FCは21日、DF飯田真輝(34)がJFLFCマルヤス岡崎へ完全移籍することを発表した。

飯田は、2006年に特別指定選手として、東京ヴェルディでプロデビュー。2010年8月に当時日本フットボールリーグ(JFL)に所属していた松本に期限付きで加入。翌年から完全移籍に切り替わると、守備の要として、Jリーグ参入やJ2優勝、2度のJ1昇格に大きく貢献した。

新戦力の加入もあり2019シーズンは、開幕当初こそベンチを温めたが、第6節のヴィッセル神戸戦で出場すると、その試合で1ゴール。以降、レギュラーの座を奪い返し、明治安田生命J1リーグ29試合で2ゴールを記録した。また、ルヴァンカップでは2試合、天皇杯1試合では1ゴールを記録していた。

なお、在籍9年半で、J1リーグ65試合で4ゴール、J2リーグ251試合で25ゴール、JFL71試合で12ゴール、カップ戦で8試合、天皇杯15試合で3ゴールを記録。公式戦通算410試合で44ゴールの数字を残していた。

FCマルヤス岡崎へ加入する飯田は松本を通じてコメント。感謝の気持ちを述べている。

「このチームにきて結果を出すことでいろいろなものを手に入れ、そして負けることでそのほとんどを失うということを学びました」

「ただ、松本という街で、地域と一緒にたたかう素晴らしさを知った、最高のチームメイトにあった、いつも背中をおしてくれるサポーターにあった。そして松さんと出会えた」

「ほとんど積み上げてきたものを失ってしまいましたがその時間と経験は自分の中の本当に大切なものになりました」

「こんなに必死になにかをしたのは、自分の人生でもナインボールを倒そうと思ってコントローラーを握っていたあの時ぐらいしかなかったと思います」

「動画でも言いましたが、自分はまだ成長できると信じてます。次に皆さんと会う時は成長した姿を見せれるよう頑張りますし、成長した松本山雅をみたいです。だからお互いがんばりましょう!」

「感謝の気持ちを込めて自分の意志は少しだけ置いていきます。そのうちHPで確認ください。それによって少しでも山雅が全国区になることを願って」

「いつか運良く帰ってこれたらこんぺいとう、いや松本城に『私は帰って来た!』と叫びたいと思います」

また、加入するFCマルヤス岡崎を通じてコメントしている。

「この度マルヤス岡崎に加入することになりました飯田真輝です」

「チームの成長のために、自分の成長のためにがんばりたいと思います。監督曰く自分の年齢はまだチームの中では若手らしいので若さを武器に頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

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