2020年2月、大型クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』で、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の集団感染が発生しました。

ダイアモンドプリンセス号』は2月1日に香港で下船した乗客の感染が確認されたことで、3日から横浜港に停泊。

乗客の検疫や隔離が行われてきましたが、船内での感染者は日に日に拡大し、厚労省の19日までの発表では、延べ3011人の検査で621人の感染者が見つかりました。

ある患者の言葉

世界中がこのニュースを注目する中、医師のinguinal@ing_tapp)さんはある患者の言葉をTwitterに投稿。その内容が反響を呼んでいます。

ダイヤモンド・プリンセス号』に関する報道を悲しみ、涙ぐんでいたという男性。

投稿者さんは男性の言葉から『造船に携わった人たち』の気持ちを知って、ハッとしたそうです。

ダイヤモンド・プリンセス号』は2004年に、三菱重工業の長崎造船所で建造されたクルーズ船。船の引き渡し式では、造船に関わった人をはじめ、多くの人たちがその出航を見守ったといいます。

ネット上では、この船のことを知る人たちから多数のコメントが寄せられました。

・船が生まれた長崎出身です。旅立つ時は感極まる三菱工員もいましたし、今も長崎港に入港すると「おかえりなさい」の横断幕で出迎えます。長崎の人にとって特別な船です。

・思い入れのある人は多いです。私も引き渡し前の見学会にも行きました。長崎港を出て行く時には携わった人の涙も多々見られました。

ダイヤモンドプリンセス号が長崎港を出発する前夜に、客室の灯りで『ありがとう』と灯文字を照らしていました。美しい船です。これからも活躍してほしい。

・どうか船のことを悪く思わないでほしいし、これからの航海にも影響が出ないことを祈ります。

今回、不運に見舞われてしまった『ダイヤモンド・プリンセス号』ですが、この船を愛し、その行く末を心配している人たちもいます。

事態が収拾することで、再びこの船が人々に素敵な思い出をもたらす日が来ることを願ってやみません。


[文・構成/grape編集部]

出典
@ing_tapp