情報処理推進機構(IPA、富田達夫理事長)は2月20日、宅配便業者をかたる偽ショートメッセージ(SMS)について注意喚起を行った。

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 IPAでは、「安心相談窓口だより」で、宅配便業者をかたる偽SMSの手口について取り上げてきたが、この件に関する相談が継続して寄せられているという。「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。配送物は下記よりご確認ください。」という、不在通知を装おったSMSから偽サイトに誘導するこの手口は、攻撃内容が変化し続けている点に注意が必要としている。

 偽サイトは、佐川急便日本郵便ヤマト運輸をかたるものがこれまでに確認されており、1月末時点で、佐川急便日本郵便をかたるものが多い状況となっている。Android端末では、不正なアプリの機能に変化が見られた。また、iPhoneやiPadなどのiOS端末では、フィッシングサイトで入力させようとする項目に変化が見られた。

 これを受けて、IPAの安心相談窓口だよりでは、過去の窓口だよりで解説してきた内容と、最近確認されている相談内容などを集約し、手口、影響、対処と、被害にあわないための対策について改めて解説を公開している。

IPAが宅配便業者をかたる偽SMSを注意喚起