「ダメ」「やめなさい」の言い過ぎは好奇心の芽を摘んでしまう可能性がある
好奇心旺盛な男の子のお母さんはいつも怪我をしないか、物を壊さないかとヒヤヒヤしますね。何でもやりたい時期と理解していても、つい反射的に「ダメ」「危ないからやめなさい!」と声をかけてしまうこともあるでしょう。しかし男の子は「ダメ」と言われすぎるとやる気を失いやすい性質があります。また好奇心の芽を摘んでしまうこともあります。事故に巻き込まれたり、大きな怪我をしたりしないよう見守りながらなるべく自由にさせてあげた方が男の子の成長には良いのです。


衝動性が強いのは生活環境やしつけが問題ではなく生まれ持つ個性によるもの
「あれしたい!これしたい!」と活発に動き回る好奇心旺盛な子は、衝動性が高く「やりたい」という感情が抑えられない傾向にあります。 “ジッとしていられないダメな子”“親のしつけができていない子”と捉えられてしまうことがあるかもしれません。でもそもそもダメな子なんてこの世にはいません。そしてしつけが行き届いていないのではなく“気質”といって生まれながらに持つ個性によるものです。衝動性の高さは捉え方によっては行動力の高さともいえ、実はその子の長所なのです。


感情的に怒ることはNG!叱る時は子どもに分かりやすく伝えると効果的
なるべく自由に…とはいっても危険な行為や不道徳な行為は叱る必要があります。しかし感情的に怒ってしまうと、その時は効き目があったとしても一過性にすぎません。感情的に怒ることが続くと「自分はダメな子なんだ」と思って自己肯定感を下げてしまったり、消極的になってしまったりと副作用が起こることもあります。「ダメでしょ」よりも「痛いよ」「熱いよ」など、いけない理由を簡潔な言葉で伝えると効果的です。


遊びは学びの原点と捉えいろいろな体験をさせてやる気と集中力を高めよう
自ら「やりたい」と興味を持ち挑戦して「できた」という体験をすることで、子どものやる気が育ちます。楽しい遊びは学びの原点です。一見何の役にも立たないようなことでも興味を持ったことを突き詰めることで、集中力が育まれます。子どもが「やりたい」と言いだしたら、学びのスタートと捉えると広い心で見守れるでしょう。好奇心は最大の武器となり、行動力のあるリーダー気質の人気者になれるはずです。


今日の1日1成長
子どもが「やりたい」と言ったことをやらせてあげるとやる気と集中力が育つ子どもの行動力も1成長、お母さんの見守る力も1成長。杉岡由香(文)田中京子(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press